こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。
私が昨年からやっている、
・ブログセミナー
・独立開業セミナー
で話していることについて、内容の発信と補足を兼ねて短めにちょいちょい書いていけたらと思います。
私が最近のセミナーのときに特に強調していることで、これだけは言いたいのが
かっこつけるな
ということであります。
これは、正確には仕事のことについて発信するときにまで「おふざけを入れろ」みたいなことを言いたいわけではありません。
仕事のことをまじめに発信するのはいいんですが、
もっと自分の人柄を発信したらいいのに
ということを思うわけであります。
言い換えると、
常にかっこつけた発信をするな
ということでもあります。
「いや、そうは言ってもおれって四六時中かっこいいからなあ」
ということであれば、それはそれでひとつのキャラクターなので「四六時中かっこよすぎて困っちゃう税理士」などとして発信をしていくとよろしい。
でも大半の人は「常にかっこいい」ということはあり得ないわけで、家ではおならもするでしょうし、穴のあいた靴下履いてたことに帰ってから気がつく夜もあるでしょうし、ときには大きいほうを漏らしちゃう日中もあるかもしれません(お漏らし大帝談)
人が共感するのはあなたがかっこつけた姿ではありません。
情けないところ、恥ずかしいところ、趣味に夢中になっていてまわりが見えなくなっている姿、家族に対する率直な思い、そういった「あなたがどんな人間なのか」をさらけ出したときにこそ、人は共感するのです。
なんかTwitterでちょくちょく見かけるのですが、
「この人毎回かっこいいことツイートしてるなあ」
と思う士業の方のフォロワー数とかを見てみると、せいぜい300~400人しかおらず、特段のいいねもついていない状況をよく見かけます。
特にTwitterは、士業がプロフィールをちゃんと書いてフォローしまくればそこそこフォローバックされるので、フォロワーが多いだけ(フォロワー数よりフォロー数が多い状態)ではなんの意味もないのですが、ひとつの指標として「リプライやいいねなどの反応の数」はある程度機能し得ると思います。
私は正直、ブログはいろいろ考えて発信しているものの、SNSの活用がうまいとは言えない(バズったこともない)ので、あまり大きなことが言える立場ではないのですが、それでも「もうちょっとやりようがあるんじゃないか」と士業の方に対して思うことは多いです。
ブログのbotみたいになっちゃってる方もいますし。
なんというんでしょうか。
みたいに意気込むことはとてもよいのです。
よいのですが、
みたいに、かっこつけることでグーンと自分のステージを上げようとしてはいないでしょうか?
そんなに高い位置に行っても、経営者や個人事業主の方からしたらただでさえ距離を感じるお固い「士業」というものに、ますますの距離を感じるばかりです。
これは私見ですが、士業というのは何も発信しなくても、これぐらい(↓)の距離を置かれているものと考えておくべきではないでしょうか。
そんなときにあなたがやるべきことは、常にかっこつけた発言をして高みを目指すことではありません。
むしろ自分自身をさらけ出し、人柄を表現することで経営者や個人事業主の方に「ああ、あいつも同じ人間なんだな」と感じてもらうことです。
なんだったら むだに近づいて「フォー!!」とか叫びだすといいです。
そんで「ウザッ!」って半笑いで押しのけられるぐらいでちょうどいい のです。
まあ私は私でさすがに「もうちょっと仕事のことを発信しろや」と我ながら思っているのですが、特に税理士の仕事は
・よくも悪くも仕事内容について一定程度の理解がある
・そこそこ難しい資格であるという認識をわりと持ってもらえている
という要素があるので、人柄を惜しみなく見せるだけでもものすごく仕事につながりやすいです。
もちろん圧倒的な実力と、たしかな発信力を兼ね備えていてバンバン仕事につながっている方は別です。
でも実際に実力差があるとしても、一緒に仕事をしてみないことには感じていただくのが難しいのが士業の仕事というもの。
そんなとき、お客様が依頼するかどうかを決めるのは確実に人柄 です。
であるのに、かっこいい一面しか見せようとしていない方を見るとほんともったいないなーと感じるのです。
ただ私も、最初のころは「殻を破って発信したい!」と思いつつ
「でもじゃあどうやって殻を破るの? そもそも殻ってどこにあるの? メガネ? メガネ割れば殻も割れる?」
と困惑していた時期があったので、どうやって本音を発信できるようになったか、を私の体験談でしかないのですが、振り返って言語化しがてら今度まとめたいと思います(ちょい後日かもしれません)。
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