こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)だよ。
先日『テンションの上がらない仕事ってある? それってどんなとき?』という記事で、
『その仕事に気が乗るか乗らないかは、それが「どんな仕事か」以上に「誰と仕事をするか」がより大きな要因となのではないか』
みたいなことを書いたのだが、よく考えると、たとえば「税理士業」というようなそこそこ広い範囲での同種の仕事があった場合に、気が乗る・乗らない、すなわちテンションが上がるかどうかが誰と仕事をするかによって分かれる、という前提を書き漏らしたことに気がついた。
(いまは追記しました)
どんなに好きなお客さんであったとしても、
「はーいここに3年分のデータをただただ入力するだけのお仕事があるよお、どうぞ召し上がれ!」
などと言われた際には血ヘドを吐いてめがねを血で汚すことになる。これでは前が見えない。
ということを、書き終わったあと、ふと思い返した際に気づいたのだが、上記の点のほか、
- テンション
- モチベーション
という2つの言葉を自分が用いていることに気がついた。
この2つの違いについて少し書いてみたい。
目次
モチベーションとテンションの違い
モチベーションとテンションの概念の図解
さて、このモチベーションとテンションというもの、似たような概念ではあるが、ふと「明確に違うものなのではなかろうか」とも考えた。
どういうことなのかというと、
こういうことだ。
なんだと、どういうことかわからない?
安心してほしい私も「これでいいのか?」と思っている最中だ。
こんな図でなにを言いたいのか補足していくと、
- モチベーション ⇒ 「情熱」にひもづくもの
- テンション ⇒ 「好き」にひもづくもの
と、「上がる」に至るまでの原因に違いがあるのでは、と考えた。
で、その結果として、
- モチベーション ⇒ 内から燃え上がる(内のものを燃焼させる)
- テンション ⇒ 外側に発現する(ニヤニヤする、飛び跳ねる等)
という自分に及ぼす効果にも違いが出るものなのではないだろうか。
「テンション」とは緊張のことなので、「上がる」という表現が正しくないという話もあるが、当記事では俗語としての「テンションが上がる」、つまり「うっひょー」みたいな状態になる、ことを前提としています。
テンションの大事さ
私は仕事に取り組むにあたって、以前は「モチベーション」のほうが大事だと思っていて、どうモチベーションを高い状態でキープさせるか(情熱を燃やしつづけられるか)、という点に工夫をこらすべきと考えていた。
が、最近は結構「テンションも大事なのではないか」という気もしていて、それは、
- モチベーション ⇒ 中長期的なもの
- テンション ⇒ 短期的・瞬発的なもの
という違いがあるように思えはじめたからである。
仕事でも勉強でも、なによりもまず手をつけはじめるところが難関になる、というのは多くの人が納得する事実なのではないか。
(逆に手をつけはじめることさえできれば、はじめる前の気乗りのしなさはなんだったんだというぐらい進んだりもする)
つまりこの「短期的・瞬発的なうっひょー感」、これを仕事にもたらすことができれば、気の乗らなさというものに隙を与えずして仕事をはじめることができるのではあるまいか。
このようにモチベーションとテンション、それぞれの違いを知って活用することができれば、より早く、より長く集中して、仕事に取り組めるようになるはずである(多分)。
テンションを上げる方法 対症療法編
しかしそうは言っても、実際に「テンションの上がらない仕事」に取り組むとき、人為的にテンションを上げることなどできるのだろうか。
完全な素人考えで恐縮だが、3つ考えてみた。
- 「この仕事を終えたら自分にすごいことが起きる」と妄想する
- その仕事のいいところ・好きなところを見つけてうんうん頷く
- ごほうびを設定する
どれも詳述するほど内容のある話ではないのでさらっと書くが、1番はたとえば「セミナーのパワポをつくらないといけないけど気が乗らない」といったとき、
「このセミナーを全力でやり遂げることができたら『こんなわかりやすいセミナーがあっただなんて! 最高だぜ! こっちにも、こっちにも来てくれよ!』などと全国から声がかかって私は一躍スターへの階段を駆け上がることになるのでは」
というような妄想をして内なる「うっひょー感」を引き出す、ということだ。
(ゲンキさんという著名なイラストレーターの方がこういうことを書いてらしていて(Twitterだったかな…)、なるほどと思いました)
2番はたとえば、同じくセミナーのパワポをつくろうとして気が乗らない場合に、
「聞いてくださる方はどんな目的でこのセミナーを聞きに来るのだろう」
「こういう目的だとすると、こんな内容は盛り込んだほうがよい」
といったことを考えながら資料をつくるのは楽しいなあ、といった自分にとってその仕事の好きなところを思い出すことで「うっひょー感」を引き出す、ということだ。
3番はそのままである。
「これが終わったらアイス食べてよい」
とかそういうことである。こどもか。
テンションを上げる方法 根本的対処編
と、上記は小見出しに書いたように「対症療法」、つまりとりあえずの処置をしているのに過ぎないのであって、やはり気が乗らない仕事はどこまでいっても気が乗らないものである。
ではどうすればよいか。
答えとしてはシンプルで、
「取り組む前からテンションの上がる仕事を増やしていくこと」
これしかないのではないだろうか。
それが難しいのは自分でよくわかっているし、結論として前回の話と同じようなものであるが、そうなるよう自分の営業方法や経営方針を都度見直しつつ行動していく必要があるのではないか。
また、「自分はどんな仕事だったらテンションが上がるのか」も日ごろから考えておいたほうがよい。
なぜなら「本来テンションの上がる仕事であるのに、自分でそのことに気づいていない」こともしばしばあるからだ。
上で例としてセミナーを出したが、実際この前お知らせした沖縄宮古島でのセミナーのパワポをつくろうとしながらも、
「ううーむなかなかの難事業だぞこれは。ううむ、やや、ふーむん。とりあえずメガネを拭こう」
とメガネばかりがきれいになってなかなか取りかかれずにいたのだが、いざ取りかかったらとても面白くなってきたのでこんなことを考えた次第である。
とにかくも、
- テンションの上がる仕事を増やしていく
- その仕事の好きなところを認識して、好きでいる努力もする
ことが必要なのでは、というのが当記事の趣旨である。
「うっひょーブログ書くぜうっひょー」
と鼻血が出るほどの勢いを身につけたいものである。
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