2017/05/02

私が親指シフトのことを好きな理由「日本語がなめらかに入力できるから」

 

 

昨日の『さようならローマ字入力! 親指シフトのメリット3つとデメリット3つ』の記事では、親指シフトを導入するメリットを、公表されているデータ等に基づいてまとめてみました。

今回は親指シフトの魅力を、思いっきり主観に基づいてまとめてみたいと思います。

 

親指シフトの魅力

個人的にすごく好き

一番始めにこれを持ってくるのもどうかと思いますが、私は親指シフトでの入力が好きです。いえもっと言うと親指シフトそのもののことが好きです。

入力が好きな一番の理由は「思考や打鍵の面でなめらかに日本語が打てるから」なのですが、そのもののことか好きな理由を赤裸々に申し上げますと、

  • 作家の方を中心に、書くことを本業としている有名な方が多数導入されているというミーハー心から
  • とはいえ一般的には導入されている方が少なく、また大人になってから(仕事を始めてから)の習得がなかなか困難なので、「おれ親指シフト身につけてるんだぜ」というドヤ顔ができるから
  • 1979年の考案から、絶滅しそうになりながらも生き永らえてきたのが親指シフトであると(勝手に)思っているので、まあ微力にもほどがあるものの延命に少しでも貢献できればと思っているから

等、主としてろくでもない気持ちの影響を受けている、という面もあることを考慮に入れつつご覧いただければと存じます。

 

脳の使い方がちがう

先月「私が親指シフトを導入するか」と思い立ったのは、清水亮さんの『最速の仕事術はプログラマーが知っている』を読んだことがきっかけです。

 

 

そこではローマ字入力が爽快なほどこき下ろされていて、

ローマ字で入力するのは2つの損失がある。[中略]ひとつはキーのタイプ数。[中略](もうひとつは)頭が悪くなる。

と記載されている箇所があります。

キーのタイプ数が増えるとは

昨日の記事のメリットの項で「打鍵数(キーボードを打つ回数)が少なくて済む」ということを書きましたが、ローマ字入力だとタイプ数が多くなるのはたしかです。

再掲ですが、とある700文字前後を入力するのに必要なタイプ数は、

  • ローマ字入力   1773回
  • JIS(かな入力) 1211回
  • 親指シフト    1001回

でした(NICOLA様webサイトより引用)。

入力する文字数が増えれば増えるほどこの差は大きくなりますので、特にブログを書かれている方や、仕事で日常的にある程度の量の文章を入力する方の、生涯入力するであろう文字の数を考えると、影響が大きいのは間違いないでしょう。

(まあそのうち入力の必要すらない時代がくるかもしれませんが)

頭が悪くなるとは

これは作者自身も『言い方が刺激的すぎるかもしれない』と添えておりますので、語感については割り引いて聞いていただければ(^_^;)

ただ内容として、「コンピュータ」という言葉を打とうとした場合、

  1. 「コンピュータ」と打とうと考える
  2. 頭のなかで「konnpyu-ta」と変換してタイピングする
  3. 「コンピュータ」と打てたことを確認する

と、「コンピュータ → konnpyu-ta → コンピュータ」と余計な変換を頭のなかで挟まなくてはならず、しかもそれが英語の「computer」ですらないまったく無意味な言語なので、「(たとえ無意識のうちに行っているとしても)このために脳の処理を余計に費やしている」という考えには共感できました。

この「脳の処理を余計に費やしている」は、ローマ字入力をしている方からすれば「なに言ってんだ?」という感じでしょうが、親指シフトに移行した方のブログを読んでいると結構皆さん実感されているので、やってみて初めてわかる部分だろうと思います。

脳の使い方がちがう?

ここからは私個人の意見ですが、親指シフトに慣れてからローマ字入力をしようとすると、たしかに頭の使い方がちがうことは実感できます。

ローマ字に変換するのに思ったより労力を要するというか、この「konnpyu-ta」分だけ脳が遠回りをしているような感覚になるのです。

スマホでフリック入力されている方は多いと思いますが、あれは日本語から日本語なので感覚的には近いですね。

もし「スマホのほうが入力しやすい」「スマホのほうが文章がすらすら浮かぶ」という方がいらっしゃれば、親指シフトでもかな入力でも、ローマ字入力以外の入力方法を試してみると意外と合うかもしれません。

 

覚えやすかった

かな入力に挫折した

実は私は、20歳のときに親指シフトを導入するより前に、かな入力を導入しようとしたことがあります。

結果はむごいもので、まったく覚えられずすぐに挫折しました。

なんというか文字の規則性に共感ができず、何回練習してもキー配列が覚えられなかったのです。

親指シフトは共感できた

それから多分それほど経たずに親指シフトのことを知って、試してみようと思い立ちました。

こちらも結構練習したんですが、私個人としては、かな入力に比べるとかなり覚えやすかっです。

「これを開発した方はこういう意図でここにこの文字を置いてるんだな」と、開発者の意図に共感できたというか……

「次のキーどこだっけ?」と迷ったときに「ここっぽい」と感覚で押すと意外と当たる、ということがよくあり、手に馴染むように感じたことをいまでも覚えています。

ただこれは本当に感覚なので「みんなそうなるはず!」とはとても申せません。

多分かな入力を経験してから親指シフトに行ったのが奏効した部分もあったのでしょう。

 

 

親指シフトを導入すべきかどうか

私は自分がどんなに「これいい!これすてき!」と思っているものでも、「なにがなんでもこれ使いましょう!」と人に勧めるのが好きでないため、率直な意見を書いてみます。

前回の記事で親指シフトのデメリットとして、「覚えるのがとにかくめんどくさい」と書きました。

いやもうほんととにかくめんどくさいです。

 

これも再掲ですが、私は、

  1. 最初ローマ字入力を覚える。
  2. 20歳ぐらいのときに親指シフトを導入する
  3. 25歳ぐらいのときにローマ字入力に戻る(仕事の関係)
  4. 31歳のときにまた親指シフトに舞い戻る

という経緯をたどって今に至っています。

 

つまり「5年程度親指シフトで入力していて、6年程度のブランクを経て親指シフトに戻ってきた」わけですが、再導入からきちんと思い出すまでの数日間は、ひたすら見本とにらめっこしており、時間はかかるししょっちゅう画面を切り替えなきゃいけないしでもうほんとめんどくさかったです。

(ただ上で言ったような手に馴染む感覚はやはりあり、予想していたよりは簡単に思い出せました)

 

スピードに過剰な期待はしないほうがいい

親指シフトに関する記事を検索すると「スピードが2倍」や「倍近く」というようなものが多々引っかかります。

ただ私の場合、これも昨日書きましたが、親指シフトを導入したことによって、ローマ字入力と比べて1.2倍~1.3倍くらい入力が速くなった程度です。

なので、スピードアップを期待するというより、

  • ローマ字への(無意識の)変換をしないで済む
  • せかせか叩かなくてもそれなりのスピードで書き進められる
  • 疲れにくい

といった「入力のなめらかさ」を期待するほうがよいのかな、というのが私の考えです。

正直IMEをGoogle日本語入力にして、予測変換を多用するようになった時のほうがよっぽど手軽に速くなりました(加えてもともと使っていた辞書登録も活用)。

 

なお、これはまだ実感できていないのですが、勝間和代さんは親指シフトのことを『指がしゃべる入力方式』『ほとんど考えずに打てる』とおっしゃっているそうです。

私も多少「文章を考える時間」は短くなったように思うものの、「指がしゃべる」レベルにはとても到達できていないので、そこまで熟達できれば劇的なスピードアップが期待できるのかもしれませんが、どれほどの時間をかければいいのかは未知数……

最初の5年程度導入した時期でもそこまで到達できませんでした(とはいえ当時は大した量の入力をしていないのと、私は物覚えのいいタイプではないのでそこは割り引いてください)ので、何年ぐらいかければいいのやらという感じは抱いています。

 

親指シフトじゃなくてかな入力でもいい

ただ「じゃあローマ字入力のままでいい」のかというと、ローマ字入力にデメリットが多々あることはたしかです。

なので私になにか提案できることがあるとすれば、一度かな入力を試してみてはいかがでしょうか、ということ。

先ほどご紹介した本の著者、清水さんは親指シフトでなくかな入力だそうです。

  • かな入力でもかなりタイプ数は減る
  • 考えるときにローマ字を挟むこともない
  • 特にソフトをインストールする必要もない
  • キーボードに印字がしてあるので取り組みやすい

と、かな入力でも多くの利点を享受できます。

かな入力を試してみて、「よさそうだぞ。でもかな入力は慣れない」と思えば親指シフトに移行してもよいですし、「ふざけんななんにもよくねえじゃねえか!」と思えばローマ字入力を続けるのも一つでしょう。

 

いずれにせよ、ローマ字入力以外にも選択肢があるんだよ、ということが広まってほしいなあというのが私の考えです。

 

 

まとめ

というわけで、

  • 主観に満ちた親指シフトの魅力
  • 親指シフトじゃなくかな入力でもいいんじゃない?

という点をまとめてみました。

 

ちなみに中には「親指シフトを習得するとローマ字入力には戻れない」という意見もあるようですが、私はわりと簡単に戻れましたし、少しもどかしい思いはしますがその場で使い分けることもできます。

まあそこも結局人によるんでしょうから、大丈夫な人間もいることは知っておいていただければ。

 

そのほか勝間和代さんの『効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法』でも親指シフトのことが紹介されています。

ネットで検索するとこちらで知った方が多いような印象を受けました。

本当は親指シフトを使っている有名人の方も一覧で載せたかったのですが、うまく見つからず断念しました(昔は検索すれば引っかかったはずなのですが…)。

もし今後見つかれば追加等したいと思います。

 

 

 

 

■ 親指シフト関連の記事

・『さようならローマ字入力! 親指シフトのメリット3つとデメリット3つ』

・『私が親指シフトのことを好きな理由「日本語がなめらかに入力できるから」』

・『【親指シフト】やまぶきのキー配列設定方法・画像つきまとめ』

 

 

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<あとがき>

・先ほどとあるオン会に出席。参加前はものすごく緊張していたのですが、とても和やかな雰囲気でできて安心しました。楽しかったです!ありがとうございました!!

・前回はデータに基づくメリットだったので拾いものの画像を使い、今回は主観の記事なので自分の指を使いました。細白い。

 

 

 

 

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