こんにちは。ロボットめがね税理士の谷口(@khtax16)です。
「RPAってなんなの?」
という質問をされた際への回答として、「そもそもどんなものなのか」をざっくり解説した記事を『【RPA超入門編】RPAとRDAの違い 小規模企業のためのざっくり図解』で書きました。
要は パソコンの中で代わりに作業してくれるロボット、ということなのですが、AIとの違いとして、RPA単体では事前に設定した動きしかしてくれません。
また、「どれぐらい難しいものなのか?」という難易度の違いについても、ほとんど詳しくない方へ説明するためのものを書いておきたかったので、自分なりの現時点での感覚をざっくりと言語化してみました。
目次
「RPAを覚えるのって難しい?」という疑問へのざっくり説明
まずそもそもとして、
- 一般的なパソコン操作
- プログラミング
の2つがあった場合、プログラミングのほうが難しい(高度である)ということにそう異論は出ないかと思います。
ただ「一般的なパソコン操作」だと、少々抽象的で聞く人によって想像のレベルが分かれてしまうかなという思いがあり、あくまでも一例として「Excelの関数」を挙げてみました。
「Excelの関数」には、SUM関数などごくごく初歩的な関数だけでなく、
- VLOOKUP関数
- SUMIF関数
- IFERROR関数
程度のレベル感を想定しています。
(関数のチョイスはなんとなくです)
Excel関数 < RPA < プログラミング
タイトルどおりではあるのですが、多少ながらさわってみた私の感触として、
RPAツールはExcel以上プログラミング未満
ぐらいの位置づけが妥当なのかな、という気がしています。
実際には、VLOOKUP関数を使えない方がRPAツールを使える可能性はあると思いますが、VLOOKUP関数ぐらいで「うーむ」と二の足を踏んでしまうようだと、PCに対する関心の問題として少し厳しいのかな、というのが私の感覚です。
(あくまで筆者の感覚であり、詳しくない方へ説明するためのものなので、その点をご考慮いただけましたら)
なので、
VLOOKUP関数を覚えるよりは難しいけど、VBAを覚えるよりは簡単
というのが、RPAの難易度の表現のひとつと言えるのかなと。
ただこれはかなり簡略化して表現しているのと、図では見やすさの問題としてちょうど間に置いていますが、実際には、
このように 関数よりもプログラミング寄りの難易度である、というのが実際の距離感であるようにも感じています。
RPAツールをある程度使うには、プログラミングの知識があったほうが断然いいですし(なので知識がほぼない私にはなかなか苦労する場面があります)、VLOOKUP関数を覚えたときと比べるとだいぶ大変だな、という肌感覚があるためです。
まあRPAツールそのものに独特のクセがあるものもありますから、「これならVBA(など特定のプログラミング言語)のほうが簡単」というのは個人の感想としてあり得るものと思います。
(特に習得前と習得後だと感覚が変わってしまうので)
ただ一般の方への難易度の説明としては、これぐらいでいいのではないかと2018年6月現在考えております。
まとめ RPA習得の難易度はVLOOKUP関数以上、VBA未満
というわけで、「RPAはどれぐらい難しいものなのか?」を一度図にして考えてみたかったのでまとめてみました。
私個人の表現としては、
RPA習得の難易度はExcelの関数以上、プログラミング未満
と、現時点では表現することとします。
会社や業種・職種によるのでしょうが、VLOOKUP関数を使った表をつくって「なんか難しい関数つかってるね~」と言われると、「お、おう」と逆に戸惑ってしまいますよね。
ただまあ実際そういう感覚の方は一定数いらっしゃるようにも感じたので、社内で説明する機会などで当記事が参考になればとても嬉しいです。
(ただし無断転載はご遠慮くださいませ)
「こういう表現したらいいんじゃない?」といったご意見があれば、コメントなどで教えてくださると嬉しいです!
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