小規模企業のRPAツールはUiPathとWinAutoMationが候補でいい説【2018年5月時点】

 

 

こんにちは。めがねロボットの谷口(@khtax16)です。

 

行ってまいりました。

 

「RPA×税理士」といえばわたくし、「税理士×RPA」といえばわたくしこのめがね谷口が、東京ビッグサイトにて行われた

第一回! 春のチキチキAI・業務自動化展

に2018年5月9日に行ってまいりましたよ!!

 

※ 展示会はこんなふざけたタイトルではありませんし、「RPA×税理士」と呼ばれたこともありません。ただの願望です

※ 展示は2018年5月9日~5月11日までやっています。正式には「Japan IT Week 2018 Spring」らしいです

 

 

 

「いろんなRPAツールを見てみたい! あわよくばおさわりしたい!」

というあふれる情熱から行ってきた今回の展示。

 

結論としてはタイトルどおり、小規模企業がRPAツールを導入するなら

  • UiPath
  • WinAutoMation

のどちらかでいいのでは、と見てみたうえで感じました。

 

特にずっと気になっていた、国産RPAツールである、NTTデータの「WinActor」をレポートしましたので、ご興味のある方はご覧くださいませ。

(すみません余談が多いです)

 

注意
私が見たかったのは「RDAツール」なのですが、面倒なので当記事では「RPA」と呼称しています。
RPAとRDAの違いは『【RPA超入門編】RPAとRDAの違い』をご参照くださいませ

 

東京ビッグサイト「第1回 AI・業務自動化 展【春】」レポート RPAツールを見てきて

 

 

行ってきたのはこの看板の右下「AI・業務自動化展」ですね。

こちらで「いろいろなRPAツールが見られる」と聞いたわたくし、矢も盾もたまらずむしゃぶりついてきました。

 

とかなんとか偉そうに言っていますが、実際は井ノ上陽一さんが教えてくださってご一緒させていただくことになったので、私は完全におこぼれ。

どう情報収集したらこんな情報が入ってくるのか(今度情報収集方法のセミナー開いてください)

 

でもめちゃくちゃ楽しかったです。興奮しました。

 

この中で、私が一番気になっていたのが、日本製RPAツールである NTTデータの「WinActor」

 

『【RPA超入門編】RPAとRDAの違い 小規模企業のためのざっくり図解』でもご紹介しましたが、海外製品の多いRPAツールにあって、WinActorは数少ない国産のツール

 

WinActorはWinAutoMationのような無料体験がないのですが、幸いにも見て質問してこれましたので、これのレポートを少々してみたいと思います。

 

 

国産RPAツールWinActorのいいところ 「日本語でわかりやすい」「連携ツールが多い」

まずWinActorのいいところですが、一番は何よりすべて日本語だからわかりやすいというところ。

 

何度か書いていますが、WinAutoMationやUiPathは情報が基本的に英語のため、私のような英語ひどいマンにはなかなかハードルが高いのが正直なところです。

 

なので、いざ画面として日本語が並んでいるのを見ると、思っていた以上にスムーズに情報が入ってくる感覚は得られました。

 

また、WinActorを前提とした連携ツールやサービスが多い、ということも展示に行ってみてはじめてわかりました。

(ほんと多くの会社がWinActorを起点にしてました)

 

導入や活用にあたってかゆいところに手が届くサービスがある、というのは強みといえるでしょう。

 

それと、これ書いていいのかわかりませんが、近いうちにアップデートしてChromeにも対応できるようになる予定、とのことです。

(RPAツールはほぼInternet Explorerを前提にしています)

 

 

国産RPAツールWinActorの悪いところ 「ダサい」「高い」

その一方、悪いところとしては 画面がダサい というところ。

 

「いやそんなんどうでもいいでしょ」

と言われればそれまでなんですが、個人的にはどうも前時代的な身なりをしていると感じたというか、逆に「UiPathってほんとおしゃれさん」ということを実感しました。

 

また、『【RPA超入門編】RPAとRDAの違い』に書いたとおり、価格は約 年90万円 します。

「実行版約年25万円」というのもあるようですが、どちらにしろWinAutoMationよりもかなり高くつくのが実際のところ。

 

「連携ツールやサービスが多い」という長所も、そういったものを導入するほど・受けるほどに金額が高くなっていってしまう、ということも意味します。

 

せめて何十人規模の会社であればまだいいでしょうが、小規模な会社・フリーランスには現実的な金額ではないかなと。

できることはほとんど変わらないのに、「日本語だからわかりやすい」の部分にこの価格差を埋めるほどのものはないのでは、というのが率直な私の感想。

 

私ほんと英語がひどいのですが、それでもGoogle翻訳などを駆使しながら取り組むほうが、いろいろ勉強になります。

 

 

WinActorの「フル機能版」「実行版」の違い

ちなみにですが、後日WinActorの「フル機能版」「実行版」の違いが判明しましたので、ざっくりと図解しました。

ご興味のある方はご覧下さいませ!

 

『WinActor・MinoRoboの「フル機能版」「実行版」の違いって? 国産RPAツール2社の料金の仕組み解説』

 

 

 

そのほか国産RPAツール、Minoriソリューションズの「Minorobo」感想

また、あまり有名ではありませんが、そのほかの日本製RPAツールである「Minorobo」もデモを見せていただいてきました。

 

Minoroboは最近「Chromeに対応した」という情報をGoogleアラートさんが教えてくれていて、もともと興味を持っていたRPAツールだったので見られて嬉しかったです。

 

やはり高いシェアを占めるChromeに対応しているのは魅力なのですが、価格などWinActorをバリバリに意識してやや下ぐらいを狙っており、なんというか特筆すべきものもそれほどないのかな、というのが正直なところ。

デザインはWinActorよりよかったです。

 

また、本当かどうかわからないながらも「レコーディング機能(マクロ機能)は近いうちに実装予定」とそのとき対応してくださって方が言っていたのですが、もし本当ならその影響は結構でかいよな、という気が個人的にはします。

(こちらにかぎらず、対応してくださる方は「この人自分で触ってないな」という方が多く、正確に情報を把握しているか少々疑問。多分イベントで駆り出されたんでしょうけど)

 

それでこの価格差ならWinActorのほうがいいのでは、とも思ったのですが、来週Minoroboさんのセミナーへ行く予定なので、そこで新発見や訂正などあれば追記・新記事作成をします。

 

※ 見れたので行くのやめようかとも思ったのですが、やっぱり見るだけじゃなく触ってみたくなったので行く予定です

 

 

国選RPAツールと比較した結論 依然UiPathとWinAutoMationが優勢

なので、冒頭の結論どおり、小規模企業・フリーランスが導入するなら、

  • UiPath
  • WinAutoMation

が候補としては主力なのかなあと。

 

私はそのうち、使いやすさを度外視するなら、

「無料で導入でき、なおかつ大規模化したとしてもそのまま移行できるUiPathは強い」

と考えています。

 

なので、できるかぎりUiPathを強化していくつもりです。

(操作に得手不得手があるので、WinAutoMationも並行して進めますが)

 

ただUiPathの「小規模企業は無料だよ」の戦略がつづく保証はないので、そのへんはしっかり動向を見ないといけないでしょうね。

 

「WorkFusion RPA Express」もそのうち試したいと思っているので、ある程度使ったらレポート記事書きます。

 

 

2018年8月18日追記 その後UiPathは有料に

この記事を書いてしばらくしてから、UiPathは「日本での商用利用の場合、規模に関わらず有料」に改正されました。

詳細をご覧になりたい方は『「UiPathは小規模なら無料」は間違い(になった)』をご参照くださいませ。

 

 

 

晴海トリトンスクエアのローソンで、「レジロボ」と「スマホペイ」も体験 便利!

 

↑ ローソンの晴海トリトンスクエア店

(いままさに入らんとしているのは井ノ上さんと戸村さん。そして右端、買いもの帰りのおばあちゃん)

 

 

ここから完全に余談 なのですが、めちゃくちゃ面白くて興奮したので軽くご紹介だけ。

 

ローソンでは人手不足時代に対応するための新しい試みとして、

  • スマホペイ
  • レジロボ

の2つを導入しはじめています。

 

簡単な概要の違いはこんな感じ。

  • スマホペイ ⇒ ローソンのアプリを入れ、商品のバーコードをスマホで読み取り、クレジットカードでお会計
  • レジロボ ⇒ カゴにバーコードリーダーがついており、商品のバーコードをそこが読み取り、機械のロボットでお会計

 

また、試験的に実施している店舗にも違いがあります。

  • スマホペイ ⇒ ゲートシティ大崎店、大井店、晴海トリトンスクエア店の3店舗
  • レジロボ ⇒ 晴海トリトンスクエア店のみ

 

 

↓ レジロボはこんなカゴを持って、

 

 

↓ カゴの側面にあるここでバーコードを読み取ります

 

 

↓ これをレジに持っていけばOK!

 

 

どちらも井ノ上さんの記事が詳しいため、詳細は割愛。

(レジロボの確認でほんとに朝行ったのすげえ。。)

 

『レジロボ・スマホペイ・セルフレジ。無人レジの比較と注意点』

『ローソンスマホペイ。店内のどこでもスマホで決済、レジいらず。新しいものは落ち着かないからこそ試すべき』

 

 

ローソン「レジロボ」「スマホペイ」でいかがわしい雑誌は買える? 酒は? 年齢制限を乗り越えられるの?

実際に買ってみた感想は「めちゃくちゃ近未来で面白い!!」

 

個人的には「スマホペイ」の手軽さが特によかったです。

これ、ほんと普及してほしい。ローソンに惚れるかと思いました。

 

そんな近未来を感じられる、お手軽便利なレジロボ。であるからこそ、みなさんも気になっている点がありますよね。

みなさんが口には出せなくても、私にはびんびんに伝わっています。大丈夫です。

 

そう、レジロボで近未来チックにいかがわしい雑誌を買うことはできるのか?

 

それがみなさんの知りたいことですよね?

 

『いかがわしい話』というカテゴリさえ用意しているわたくし、いかがわめがね谷口、みなさんを代表して聞いてきました。

 

聞いてきましたっていうか、

 

 

晴海トリトンスクエア店にはそもそもいかがわしい雑誌が売ってなかった!!

 

 

コンビニっていかがわしい雑誌を売る店じゃないの!?

 

 

青少年の健全な欲望のためにあるのがコンビニじゃないの!?

 

 

という私の魂の咆哮は微塵も通じませんでした。

 

雑誌売場でめっちゃ「雑誌は買えるんですか?」「スマホペイならどうなんですか?」って質問したのに。

 

聞いてみたところ、

  • いかがわしくない雑誌の購入 ⇒ レジロボは✕。スマホペイはバーコード読み取れればOK
  • 酒(アルコール) ⇒ スマホペイは✕、レジロボは結局店員さんへの確認が必要だけど買えることは買える

ということでした。

 

返す返すも無念であった。

 

 

 

おわりに

ということで、私の余談の多すぎる

  • 国産RPAツール体験記
  • ローソンすげえ

の話でした。

 

井ノ上さんがせっかくレジロボの動画撮ってくださったんで上げたかったんですが、私がもたついたせいで漫然とした感じになったので、動画編集ができたら追記します。

 

私の中で、ローソンの評価がかなり上がりました。

やはりなにごとも体験してこそ!

今後も面白いこと体験していくぞ!

 

 

 

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