こんにちは。めがねロボット税理士の谷口(@khtax16)です。

 

AIについて騒がれて久しい昨今、さらに「RPA」というものまで出てきました。

 

当ブログでもたびたび言及していますが、まず「AIとRPAは別のもの」というのが大前提としてあります。

(この2つを連携して使えるようになることが期待されています)

 

この「AIとRPAは違うよ」ということは『RPA・RDAの衝撃 ロボットがあなたの手となる日』で、こんな概念図とともにご紹介しました。

 

 

このあたりだけでも「アルファベット多いな」という感じですが、さらにRPAのほかに「RDA」というものもあり、

  • 従業員数名の小規模な会社
  • ひとり社長
  • フリーランス(個人事業主)

の場合、RPAではなく RDAを導入するのが現実的 です。

 

このRPAとRDAという2つに焦点を合わせて、「そもそもRPAとは何か」や「何が違うのか」を中心に解説していきます。

 

RPAとRDA 共通の特徴から、2つの違い、概念をざっくり図解

 

RPAの「ロボット」とはどういう意味なのか? 共通の特徴の図解

違いに入る前に、「そもそもRPAってなんなのさ?」というところを解説しておきましょう。

 

まず、RPAというのは、「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の略です。

対してRDAは「Robotic Desktop Automation(ロボティック・デスクトップ・オートメーション)」の略。

 

意味をつかむのであれば、RPAの「ロボティック・プロセス・オートメーション」という言葉がわかりやすいのではないでしょうか。

 

この言葉をもっと噛み砕いて言うと、

ロボットを使ってパソコンの作業を自動化すること

という感じです。

 

 

ロボットがPCの中に入る時代

ロボットというと、

 

 

こういった工場にあるようなロボットや、

 

 

こういった「ウィーン、ガシャン」という擬音とともに動くようなものを想像されるかもしれませんが、RPAで言うロボットは実体・実物が存在するわけではありません

 

 

こんな感じで、「パソコンの中に住んでいる小人さん」ぐらいのイメージでいるとつかみやすいかと思います。

 

この小人さんに、「これやっといて」とあらかじめ作っておいた命令を出すと、その作業を自動的に行なってくれる、というわけです。

 

これによって、これまで事務処理に使っていた時間を大幅に削減できる可能性がある、ということが言えます。

 

 

RPAとは? サーバーに住んで各PCへ出張してくれるイメージ

このロボットの考え方はRPAもRDAも同じです。

RPAの話ではよく「ロボット」という単語が出てきますので、この「実体がなく、PCの中にあるプログラムのひとつ」といったような概念は覚えておくとよいでしょう。

 

「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」であるRPAの特徴として、

RPAはサーバーにロボットが住んで、各パソコンへ出張してくれる

というと、比較的イメージがしやすいのではないでしょうか。

 

 

なので、従業員の人数がそれなりにいる会社では必然的にRPAが合うことになるでしょう。

(金額もかなり高くなります。後述)

 

 

RDAとは? 各PCに住んで作業してくれるイメージ

対してRDAは、上でご紹介したように「Robotic Desktop Automation(ロボティック・デスクトップ・オートメーション)」の略です。

 

「プロセス」が「デスクトップ」という単語に変わっていますね。

そう、サーバーではなく、

RDAは各パソコンにロボットが住んで作業してくれる

というとイメージがしやすいと思います。

 

 

この図のように、特にPC間で連携するようなものではありません。

(ソフトにもよりますが、エクスポート・インポートで同じロボットを複製することは可能です。ただし画面の大きさが変わるだけで調整が必要になるようなケースもあり)

 

  • パソコンの台数分のRDAソフトが必要なこと
  • 同じロボットを動かしたいときに連携が簡単ではないこと

から、従業員がそれなりにいる会社ではRDAは現実的ではないのでは、というのが私の印象です。

 

人数の少ない会社、スモールビジネスに向いているのはRDA、というようなことを冒頭で書いたのはこうした違いがあってのことです。

 

ただし、従業員がそれなりにいる会社であっても、ロボットを必要とする管理部門の方が少人数であればRDAでも問題ない、というケースもあり得るでしょう。

 

 

WinActorはRPAとRDAの中間

ちなみに、国産RPAツールであるNTTデータの「WinActor」は、これらの中間、と言ってもいいようなシステムになっています。

詳しくは下の記事で図解しましたので、ご参照いただけましたら。

 

『WinActor・MinoRoboの「フル機能版」「実行版」の違いって? 国産RPAツール2社の料金の仕組み解説』

 

 

 

RPAとRDAの料金の違い

というのがRPAとRDAの役割の違いですが、率直に言ってRPAとRDAでは値段がかなり違います

 

  • RPA ⇒ 高い
  • RDA ⇒ 安い・無料

というのが傾向です。

(具体的な金額は後述しますが、料金のご紹介が趣旨ではないのであくまで目安とお考えください)

 

なお、RDAが無料で導入可能とは言っても、「無料なんだから試しにお前やっとけ」と言って人任せで導入できるようなものではありませんので注意しましょう。

現時点ではソフトを使いこなすのに、初歩的なプログラミングの知識(というか考え方)が必要ですし、労力がかなりかかります。

 

 

主要RPAツールの導入費用

RPAツールは全般的にそれなりの金額がします。主要なツールは以下のものです。

 

  • WinActor 約年90万円
  • UiPath 約年52万円~年360万円
  • BizRobo! 約年720万円
  • Blue Prism 約年600万円~1,200万円
  • Automation Anywhere 約1,300万円

 

目の玉が飛び出るような値段のものもありますが、実際高価格のものは高機能ということらしいです。

(ただし「高機能すぎて扱いきれない」という事例もある様子)

 

「ソフトの金額」と考えると高く感じられそうですので、人件費と比較するのがよいでしょう。

実際、RPAの導入によってどれだけ人手(人件費)を減らせるのか、が重要なポイントとなります。

いまは「人を募集してもなかなか応募がない」という企業は多いですし、採用コストも含めて、というところですね。

 

RPAは大和ハウス工業、日本生命、テレビ朝日など、大手での導入実績がすでにあります

 

なお、上記料金は、「詳細はお問い合わせください」方式になっているところも多く、複数のサイトの記事を見てまとめた概算の金額にすぎませんので、あくまで目安としてお考えくださいませ。

 

※ その企業だけで導入するのはかなり難しいので、コンサルタント料金が込みになっているところ・別途かかるところがあります

 

 

主要RDAツールの導入費用

RDAツールは、これらと比較するとものすごく安いです。主要なツールは以下のものです。

 

  • UiPath 無料(※)
  • WorkFusion RPA Express 無料
  • WinAutoMation 約5万円、11万円、14万円(1カ月の無料体験あり)

 

(※)
UiPathはRPAでも出てきましたが、小規模企業なら無料で使えるというものすごく懐の広い条件になっています。
具体的には、「売上が100万ドル未満であること」または「250台以下の端末数」という条件を満たすのであれば、無料で使えるようです。
(そのほか、非営利団体や教育機関・研究機関も無料です)

 

UiPathとWinAutoMationは、私は導入してみていて、実際に使ってみてもいます。

真ん中の「WorkFusion RPA Express」は未使用です。

(使用感の違いがかなりあるので、また別記事でまとめる予定です)

 

とりあえずの感想として、RPAツールとRDAツールが同じレベルだと考えないほうがよさそう、とは感じています。

料金がこれだけ違うわけですし、RDAツールだと画像認識などがうまく動作しなかったり、画面の大きさが変わってしまうことで微調整が必要になったりするのですが、おそらくRPAツールならスムーズに行くのではないかと。

 

また、どのツールにも共通しますが、導入・運用にあたってのコンサルタント料金は別です。

本当に仕事で使えるレベルでの導入はなかなか難しい可能性が高いので、その場合にはそれなりの料金がかかると考えておいたほうがいいでしょう。

(ひとり社長・フリーランスの方が、自分のやっている事務処理を代行してもらうぐらいなら多分できます)

 

 

 

まとめ RPAとRDAの共通の特徴、違い、概念について

というわけで、RPAとRDAについて、

  • そもそもRPAとはなんなのか?
  • RPAとRDAの違いの概念図
  • 価格の違い

などをまとめてみました。

 

ただこういう違いがありつつも、正確性を追求するとわかりにくくなってしまいますし、「RPA」のほうが明らかに通りがいい(というかRPAがようやく少し知られてきたレベルなので、RDAは知名度的に論外)ため、当ブログでは全体的にRDAも含めて「RPA」と呼称しております

 

近い将来の目標として、RDAの導入に関しては、いずれ私もお受けしたいと考えています。

導入をお考えの小規模企業・フリーランスの方がもしいらっしゃれば、お問い合わせフォームからご相談いただけましたら。

(もしお手伝いすることになった場合、成功報酬でお願いしようかと考え中です)

 

 

なお、RDAツールのWinAutoMationとUiPathについて、実際に使ってみた簡単な動画を置いてありますので、ご興味がありましたらご覧くださいませ。

 

『【税理士のRPA】e-Taxの電子申告番号を自動取得してみた』

『【税理士のRPA】地方税の電子申告番号を自動取得してみた』

『【UiPath初歩の初歩】マウスで画面をクリック、指定の文字を入れる、アプリを起動するなど』

 

 

 

 

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