RPA・RDAの衝撃 ロボットがあなたの手となる日(税理士業界向け)

 

 

2018年3月17日、税理士業界に激震が走った。

 

いや激震が走ったのは一部の人間かもしれないが、少なくとも私の心の震度は立っていられぬほどだった。

生まれたての子鹿かと思うほどに震えた。

井ノ上陽一さんがこんな記事を書いたからである。

 

『税務申告代行業は、AI・ロボットによりなくなるかどうか試してみた』

 

以前とある雑誌の AI 特集でRPA(Robotic Process Automation)の 概念を知ったとき、私は「これは税理士の業務に影響がありそうだな」と興味を持った。

が、しかし「興味を持った」で完全にストップしており、まさか導入してみるなどという蛮行には思い及びもしなかった。

「これが現時点での自分の天井か」と思うと、彼我の差が大変に大変にくやしい。

 

しかも実際の動画を見て震度はいよいよ増した。

人手不足という時代背景も重なり、これは絶対に税理士業界にものすごいインパクトを与えることになると私は信じ込んでいる。

 

私のなかでRPA(当記事ではほとんどRDAのほうが正しいが、混乱を避けるため以下RPAと書いていく)の存在は、

「へえ、すごいですねえ」

という驚きで終わるレベルのものではなく、絶対に食らいついて自分で習得しなければならないものだ。

 

いま一定レベルに到達できれば、少なくとも税理士業界では先頭集団に入れるのではないか、という目論見があることもある。

 

「RPAの使い方を研究する」というのは、「AIを研究する」という壮大な事業とはわけが違う。

・会計、税務ソフトを研究する

・ITを研究する

・Excelを研究する

の延長線上にあると言ってもいいぐらい、税理士業の身近にあるものになるはずだ(いずれ)。

 

ものすごく簡単で間違えている可能性もあるが、ざっくりというなら、

 

 

こんな感じで、

  • AIは頭脳にあたるもの
  • RPAは手にあたるもの

という理解だとなんとなく捉えやすいのではないか。

 

私はこのAIとRPAの概念とをごっちゃにしていたことが、最近勉強をつづけていくことでようやくわかってきた。

「AIの脅威」が叫ばれているし、自分もかなりそれに囚われてきたが、むしろ直近で影響が及ぶのはRPAに関することだ。

自分がいま取り組むべきなのは間違いなくRPAだ。

 

というほどの衝撃と、何年も感じたことのないレベルでのわくわくを覚えたので、とりあえず私も実際に導入してみました。

(なぜか以下ですます調に切り替わります)

 

この記事のあと「RPAとは?」に向けてざっくりとした図解をつくりました。
よろしければご覧くださいませ!
『【RPA超入門編】RPAとRDAの違い 小規模企業のためのざっくり図解』

 

RPA(RDA)ソフトを実際に使ってみた感想

という流れでクラウド会計ソフトへのデータ取り込みの動画なんぞをつくってみようと思っていたのだけれども、意外とソフトのクセが強くて一日ではムリでした。

 

使ってみた感想としては、

  • 私が使ってみたソフトは思いのほかクセがある
  • プログラミングの知識はあったほうがよい
    (マクロ機能も使えるが、現時点では直接動作を指示してしまったほうが早い部分も)
  • Excelとの相性はよさそう
  • マウスを使うのはかなり難しい

というところです。

 

 

RPAの何が凄いか マクロ機能がある

全部私の印象なので話半分で聞いていただけるとありがたいのですが、RPAの何がすごいかと言えばやはりマクロ機能があるところかなと。

 

あくまでたとえばですが、

  1. 通帳をPDFでスキャンする
  2. そのデータを開く
  3. その通帳のとおりに会計ソフトに入力する

という仕事があった場合に、RPAのソフトに見本としてこの手順をしてみせると、ロボットがその手順を覚えて同じように処理してくれるようになります。

 

ただ通帳の画像を文字・数字として認識するところ(目)や、勘定科目の判断の部分(脳)はAIの仕事ですので、これはあくまでも例で、これが実現するのはかなり遠いでしょう。

(多分これができるよりAPI連携がもっと進んで、口座から直接取引情報を取得できるようになるほうが早い)

 

しかしプログラミングを知らなくても、普段やっている動作から処理を覚えさせることができるのがRPAの何よりすごいところかなと。

将来的にはパートのおばさまが「こんな感じでやっといて」とロボットに指示する、なんてことができるようになってもおかしくないわけです。

 

ただ細かいメンテナンスは、現時点ではプログラミングを知っていたほうが圧倒的に有利ですし、将来的にも知っているに越したことはなさそうな気がします。

 

 

現時点ではマウスを使うのはなかなか難しい

YouTubeに上がっているRPAの動画なんかを見てみると、マウスを使った操作すら覚えられるので「RPAまじしゅごい」と感嘆しっぱなしだったのですが、小規模事業者用のためなのか、私が使ったソフト(WinAutoMation)ではかなり難しかったです。

 

「マウスの操作さえ覚えられる」ようになるかが、特に小規模事業者にRPAが普及するかのカギとなる気がします。あとコストですね。

(くどいようですが、あくまで私の認識なので話半分で聞いてくださいませ)

 

というかJDLさんなど、既存の税務ソフトはマウス操作や独自のキーボードを前提としているところが多く、特に独自キーボードは「いつの時代だよ」感が甚だしいです。

通常のキーボード操作でできることがもっと増えればありがたいのですが。。

 

 

数当てゲームをつくってみたよ! しょぼい!!

なんだか雑多な感想で申し訳ないのですが、以上が個人的な、現時点でのRPAについての所感です。

ほんとすごいインパクトを与えることになると思うんですけどねえ。。

現時点であんな申告書の作成まで動画で仕上げた井ノ上さんはほんとバケモノです。どうにかして追いすがりたい。

 

最後に私がロボットでつくってみた超しょぼい数当てゲームを上げて終わります。

(とあるサイトのチュートリアル的なもので載ってたので、練習として作成しました)

 

 

↓ 任意の数を入れてみよう!

 

↓ 3かな?

 

↓ 残念! もっと大きい数字だって!

 

↓ じゃあ8かな?

 

↓ 残念! もっと小さい数字だって!

 

↓ じゃあ5かな?

 

↓ やったー! 正解だって!!!!

 

 

 

 

 

 

 

………………………ロボット全然関係ない

 

 

 

 

この記事のあと「RPAとは?」に向けてざっくりとした図解をつくりました。
よろしければご覧くださいませ!
『【RPA超入門編】RPAとRDAの違い 小規模企業のためのざっくり図解』

 

 

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