こんにちは。センセーと呼ばれるの嫌だっためがね税理士の谷口(@khtax16)です。
わたくし、不遜ながらもプロフィールにて、
「先生と呼ぶのやめて」
ということを大々的に書いております。
それというのも、税理士業界をはじめとしたいわゆる「士業」(税理士・弁護士・公認会計士・社会保険労務士など最後に「士」がつく職業)は、たとえば「谷口先生」のように、
本人何もしてないのに「先生」と呼ばれ、本人もなぜか得意になってくんくんに鼻を伸ばす
という悪しき風習が存在するからであります。
特にご年配の方にそれが顕著で、そういう方と同一視されたくないのと、独立してからというもの生命保険の営業の方などが
「いよっ、谷口先生! 肩揉みますよ、センセー!」
と とりあえず「先生」って呼んどきゃいいだろ 感をマックスにみなぎらせて話しかけてくる方が一定数いるのに嫌気がさした、というのが「先生やめて」をあえて明言した理由であります。
実際、事務所の引っ越しの際に、人手がほしいからといって生命保険の営業の方を呼び出す税理士も存在するそうです(無給で)
なんかそんなの嫌じゃないですか。
そんなメガネになるために独立したわけじゃないわけじゃないですか。
メガネを名乗るからには清く正しくレンズをピカらせたいじゃないですか。
そんな思いで「先生やめて」を掲げて2年半が経過したのですが、ただ業界的にはまだまだ「先生」とつけることが主流であります。
特にこの1年ぐらいはいろんな出版社の方とおつきあいすることが格段に増えました。
出版社の方との最初のコンタクトは例外なくブログで、まず事務所ホームページの執筆ご依頼用フォームからご連絡いただきます。
そのとき、
「すみません、プロフィールちゃんと読んだんですけど、初回のメールは失礼のないように『先生』とつけさせていただきます・・・!」
みたいにすごく申し訳なさそうに書いてくださる方が一定数いらっしゃいまして、これはこれで大変申し訳ないなと反省している次第です。
分析してみますと、業界的にはあまりにも「先生」とつけるのが主流なので、先生をつけないと逆に呼びにくい という現象が発生してしまっているようなんですね。
私は
- 「谷口さん」でいいよ
- もし呼びにくいならメールでは「谷口様」でもいいし
- なんならメガネでもいいよ
と書いているのですが、たしかに冷静に考えて、
よっ、メガネ!
うちの雑誌でいっちょ書いてくんない? 金払うからさ!
みたいなメール来たら確実にむかつきます。
スパムとして認定します。
であるのに「先生やめて」というのも、私のわがままを先方に押し付けているのかなあ、という気がしてまいりました。
あと税理士同士とか、士業の方と話すときはお互い「先生」つけるのが多いんですよね。
なんなんでしょうねあれ。
私は相手を形式で「先生」と呼ぶのが大変好きじゃないのですが、ただそうは言いつつ、
・長いものにはメガネパリンパリンに割れるぐらいぐるぐるに巻かれる
・郷に入ればメガネがその郷の色に染まるぐらいに従う
というスタンスをとりがちな私は平気な顔で「センセー」ということがあります。
(ちなみに、中には仕事の腕や知識や人柄がすごくて「先生と呼びたい!」と思える方もいらっしゃいます)
ある意味、そのへん統一できてないな、という気がしたので、あえて「先生やめて」を前面に掲げるのはやめようかな、「好きに呼んで! あたしのこと、好きにすればいいじゃない!」と思った話でした。
でも「メガネ」とか「メガネセンセー」とかのほうが喜ぶのはたしかです。
『甘く、ほろ苦い平成最後のハロウィーンにて』でも書いたように「すきあらばふざけたい」とは思っているので。
「むりに押し通そうとしてごめんなさいね」という話を書きたかったのに、どうしてこうなったのだろう。
そんな自己への疑念と後悔をはらみつつ筆を擱きたいと思います。
めがね。
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