こんにちは。めがねロボット税理士の谷口(@khtax16)です。
先日、2018年8月18日に書いた『「UiPathは小規模なら無料」は間違い(になった) コミュニティエディション改正に関する明確なアナウンスが欲しい』というブログで、
“RPAツールである「UiPath(ユーアイパス)」では商用利用ができなくなった”
ということをお伝えしました。
しかし、そのあと更に利用規約が改定され、
2018年10月1日から小規模な企業・個人事業での無料での利用が再び可能になりました。
(正確には「UiPath Studio コミュニティエディション」というものを使うことができます)
こんな場末のブログの影響は皆無でしょうが、上記記事を書いたせいかなんなのか直接UiPath社様がご連絡くださったので、最新情報に更新いたします。
うれしい!
目次
UiPath Studio Community エディション 再度の無料利用が可能となる
はじめに、公式サイトの文言を引用しておきます。
その他の法人とは「エンタープライズ**」の定義を満たさない組織(適用法で定義)を指します。その他の法人及びその関連団体はUiPath Studio Community エディションを最大5台まで利用できます。
引用元:UiPath Webサイト
UiPath どんな会社なら無償利用できる? 「エンタープライズ」の定義
上に公式サイトの文言を貼りましたが、少しわかりにくいので、噛み砕いて説明します。
(あくまで噛み砕いておりますので、エンタープライズに該当しそうな場合は実際の利用規約によりご判断ください)
まず商用利用の場合、
・エンタープライズ
・それ以外(その他の法人)
の2つの枠があります。
順序として、まず「自社がエンタープライズに該当するかどうか」から考えていきます。
エンタープライズかどうかの判断は、
・250台以上の端末数またはユーザー数
・年間売上500万米ドル超
のどちらかに該当すると、その会社はエンタープライズになります。
(年間売上は、2018年10月2日時点だと約5億5千万円ですが、為替の変動を考慮して図ではやや低めに書きました。以前よりもさらに無料の範囲が広がりましたね)
その他の法人は「エンタープライズの定義を満たさない組織」とのことなので、つまり
・端末数・ユーザー数が250台未満
・年間売上が約5億円以下(500万米ドル以下)
の両方を満たす法人や個人事業主であればコミュニティエディションを無料利用できる ことになります。
(最大5台までです)
UiPathのエンタープライズに該当した場合は?
ちなみに上記のエンタープライズに該当した場合、
エンタープライズは、評価とトレーニングの目的でのみUiPath StudioとUiPath Orchestrator Community エディションを使用できます。
引用元:UiPath Webサイト
とありますので、実際の仕事での利用は有料になる、と考えてよさそうです。
さらにちなみに、引用した画像に記載されている「UiPath Orchestrator」というのは、UiPathを管理するためのツールのようです(UiPathを複数台で導入しているときに使うものっぽいです。私は使ったことがなく、具体的にどういうものかは不明)
まとめ
というわけで、UiPathのコミュニティエディション利用規約の改定について、速報的にまとめました。
改めて書くと、
・端末数・ユーザー数が250台未満
・年間売上が約5億円以下(500万米ドル以下)
の両方を満たす法人や個人事業主であれば、UiPath Studio コミュニティエディションを最大5台まで無料利用できる ことになります。
(なお、電話やメールなどによるサポートは有料利用でないと受けられません)
もし解釈の誤りなどありましたらコメント等でご指摘いただけますと幸いです。
このほか最新情報などがわかれば改めて追記・新記事投下等していきます!
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<余談>
なぜかUiPath JapanがTwitterで私をフォローしてくれたので、記念にスクリーンショットを撮っておきました。
フォローしてるの14人しかいないのになぜ。。。
くだらないツイートが多くてすぐに外されそうな気配が濃厚です。
(この改定についてもツイート等していないのが謎)
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