プロフィール補足 21歳~23歳編

 

こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。

前回の18歳~20歳編はまだヤンキー話ができたので、面白いかはともかくひょうきんさを出せましたが、今回は完全に坦々と進んでいきます。

自分の整理のためで、検索にも引っかからないようにしていますしSNSでも更新通知出しませんので、こう申すのもあれですが特に読まれなくても大丈夫です(^_^;)

 

 

2006年(平成18年)7月頃 21歳

前回書いたように「俺は小説を書く」とぬかして20歳で家を出まして、私が初めて一人暮らししたのは神奈川県横須賀市です。

それも含め、

  1. 神奈川県横須賀市(京急線追浜駅)
  2. 神奈川県横浜市保土ヶ谷区(相鉄線星川駅)
  3. 東京都大田区(京急線雑色駅)
  4. 東京都目黒区(東急大井町線北千束駅)
  5. 神奈川県横浜市神奈川区(JR京浜東北線新子安駅)
  6. 神奈川県横浜市瀬谷区(相鉄線三ツ境駅)
  7. 神奈川県横浜市緑区(東急田園都市線長津田駅)

と、20歳~29歳のひとり暮らしのあいだに結構転々としまして、2年以上住んだところ(賃貸借契約を更新したところ)は5番の神奈川区に住んでいたときくらいです。

1つにつき1年以下のところがほとんどですね。

 

ここだけ抜き出すとかなり引っ越しをしているようですが、江戸の浮世絵師、葛飾北斎が引っ越し魔だったことは有名な話。

90年の生涯で93回引っ越したと言うんだから、葛飾北斎にくらべたら私なんぞはぴよぴよのひよこちゃんであります。

wikipedia参照)

 

本屋で働く

それで上のうち2番の保土ヶ谷区に、たしか2006年7月頃引っ越してきまして、横浜駅のとある本屋さんでアルバイトをしました。

なぜ本屋にしたのかは、

  • 夜だけ勤務するアルバイトだったので、昼は小説を書くのに当てようと思った
  • 一度は本屋で働いてみたかった

という理由だったような記憶があります。

 

 

 

2007年(平成19年)3月 22歳

契約社員になる

まあ本屋での仕事が楽しかったこともあり、社員さんから「アルバイトなんてもったいない。契約社員になんなよ」と評価してくださったのか勧めてもらえたこともあり、簡単な試験を受けて契約社員になることにしました。

当時の私としては、これはかなり勇気のいる決断でした。

なぜかというと「『小説に死ぬ気で向かい合う』という気構えが欠けているから、社員になって逃げようとしているんだ」という思い込みがあったからです。

(何を言っているのかわからないでしょうが、当時は本気でした)

 

ただそんな思い込みとせめぎあいながらも契約社員になってみたのは、

  • 本屋で働くことは楽しく、「働くって楽しいことなんだ」と思えた
  • その楽しさの発見が、自分の書く小説に変化をもたらした
  • なのでより色々な仕事ができる、立場もちがう契約社員になれば、その経験をまた小説に還元できるんじゃないかと期待した

という理由からでした。

 

本屋の仕事

そこの本屋で契約社員が行う仕事というのは、

  • レジでの接客
  • 一部のコーナーを担当として持ち、本の補充や注文などの整備
  • 出版社の営業の方との商談(新しい本を何冊入れるかなど自分で判断する)
  • 年に一度程度の棚卸

というような感じでした。

(アルバイトは基本的にレジでの接客のみ)

 

私が受け持っていたコーナー(棚と言ってました)というのが、スポーツや将棋などの趣味系の本。

知らない方もいらっしゃるでしょうが、本というものは毎日約200冊出版されていると言われています。

なので私のコーナーにも毎日新刊(新しく出版された本)が出ますし、1つの本につき5冊程度は入ってくることが多いので、ひたすら入れ替え入れ替えで、新陳代謝をさせながら売れる本をいかに見つけて残すか、目立つ場所に置くかというのを日々考えていました。

 

また、本屋というのは特殊な業界で、本屋は本を仕入れはするもののいつでも返品可能という契約を出版社と結んでいます。

(例外もあります。文庫などで有名な岩波書店さんは買い切りの契約で知られています)

そのあたりの事情を知れたのもなかなか面白かったです。

 

 

 

2008年(平成20年)4月 23歳

本屋は面白かったのですが、不遜なことを申しますと1年やって仕事がだいたいわかった、と感じたところがありました。

契約期間は1年ごとの更新でしたので、更新することもできましたが退職することにしました。

上述したように契約社員になったのも「小説に役立つ経験をするため」という点が大きかったので、次をどうするか考えた結果今度は派遣社員にでもなってみるかという結論に。

(正社員は、なったら引き返せない、「行きはよいよい帰りは怖い」臭がしたので取っておきました)

 

生命保険の審査の仕事をする

「経験をするため」が目的なのであれば、また同じ接客業をするのもつまらない。

かといって前回書いたように私は根っからのもやし野郎なので肉体労働は絶対できない(骨折する)。

じゃあ事務仕事でもしてみるかと思って応募したのが生命保険の審査の仕事でした。

 

仕事の内容

生命保険の審査と言っても、大きく分けると2つありまして、

  • 契約前に「この人と契約しても大丈夫か」を審査する仕事
  • 契約後、入院などがあった場合に「払っても大丈夫か」「いくら払うか」を審査する仕事

があります。

 

更にこの後者の仕事は、死亡したら払う契約か、入院・手術をしたら払う特約がついているか、で種類が変わるのですが、私がしたのは

入院・手術をされた方が保険を請求して、それに対していくら払うかを審査する仕事

でした。

 

いくら払うかなんて決まってるんじゃないの?

入院保険はかなり簡単(細かい論点はありますが)なので、金額はかなり出しやすく、審査するまでもないといえばないです。

ただ、私が勤務した生命保険会社は、手術の種類によって払うお金(10万円払うのか、20万円払うのか、40万円払うのか)がちがう、という保険を売っていましたので、この手術に対して審査が必要、というところが大きかったです。

お金が高くなる手術ってどんなのと言えば、たとえばお腹を開くような負担の大きい手術であったり、癌などの重い病気に対しての手術であったり、ということです。

また、まれに保険金詐欺などもありますので、そこをどう見抜くかというところも論点としてはありました。

 

かなり勉強が必要

なので「どんな手術なのか」だけでなく、「どんな病気なのか」も審査として必要ですので、

  • 手術名
  • その手術はどんな手術なのか
  • いろいろな病名
  • どんな病気にどんな手術をするかは時代によって変わることがあるので、それらの知識の更新

などの知識は常に仕事をしながら身に着けなければなりませんでした。

(まだ告知されていない方の場合に、軽微な病名しか書かれていないけど手術がえらく重い、ということも記載内容などから見抜く必要がありました)

 

勉強の面白さ

「働くのって楽しいんだ」と本屋で学んだ私が、ここで学んだのは「あ、仕事の勉強するのって面白いな」ということでした。

多分税理士業界にいる方はおわかりいただけるかと思いますが、「常に知識を更新していかなければならない」という点が、毎年改正される税法と似通っており、私はこのときの経験もあって

「たいていの業界はこうやって勉強しつづけていかないといい仕事ができないんだな」

と思うようになりました。

そしてここで学んだ「仕事の勉強をすることの面白さ」から、紆余曲折ありながらも税理士業界を目指すことになります。

 

 

 

おわりに

というわけで21歳~23歳編を書いてみました。

まあだいたいまとまってきたので「あとは略歴で済ますかな」感も今日の時点ではありますが、もしかしたら次回に続きます。

 

 

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