こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。

 

先日「クリエイターとして活動するならTwitterでも実名のほうがいいよ」という話を耳にしました。

 

私は税理士であるため、士業については

「信頼が命の仕事をしているのだから、仕事につなげたいのであれば絶対に本名で活動し、顔も出すべき」

とは思っていたものの、「クリエイターの方もそうなのか」と驚いたところがあります。

 

そこで、自分なりに「本当にそうなのか、クリエイターならペンネーム(筆名)でもいいんじゃないのか」について少し考えてみた結果、最終的には

「仕事につなげたいならクリエイターも実名(本名)で活動すべき」

という結論に達しました。

 

この考えについて言語化してみたかったので、図解も混ぜつつつらつら述べてみます。

(ただ、この問題について特段の勉強をしたわけでもなく、クリエイターでもなんでもない税理士の一見解にすぎない点はご了承くださいませ)

 

クリエイターや士業は本名・実名で活動すべき? アウトプットが圧倒的なら別?

 

士業のような堅いビジネスの場合

まず、個人的に整理がしやすかったので、士業のような堅いビジネスの場合はどうなのかから考えていきます。

 

私は谷口孔陛(たにぐちこうへい)という名前なのですが、実際にこれが本名であり、独立してからというものもう2年以上実名と顔を出してブログなどで発信しています。

 

こうしたビジネスの場合、「最終的にほぼ確実に顔を合わせる」という性格を持っているため、仕事につなげたいなら実名・顔出しをためらう余地はほぼありません

 

 

実名・顔出しをするメリットとして、単純にお客さんとの距離が近くなる ということがあります。

 

中間によけいなものが一切挟まっていない、ということです。

 

もちろん発信のしかたに工夫を凝らす必要はあるのですが、私は顔も出しており、ブログもそこそこさらけだして書くせいか、はじめて会った方にも「はじめて会った気がしないですね」と言っていただけることが多いです。

 

 

 

この「はじめて会った気がしないですね」という言葉は、顔を出してブログを書いている士業なら、頻度の差はあれ言われたことがあるはずです。

 

では、もし私が「めがねくん」というキャラクター で、名前・顔を隠していたとしたらどうでしょう?

 

 

お客さんから見えるのはめがねくんというよくわからないキャラクターだけ です。

 

奥に実在する、「たにぐちこうへい」という人間はお客さんからは見えません。

そのキャラクターを置くことで自分が安心感を得ている分だけ、お客さんとの距離は遠ざかっているのです。

 

もし顔を出していなければ、依頼をするときに、

・どんな外見の人なんだろう?(すごく怖そうな人だったらどうしよう)

・やわらかそうな雰囲気か、固そうな雰囲気か

・問い合わせをしたら、ちゃんと返してくれるだろうか

・なにか後ろ暗いことがあるから名前を出していないのでは

というように、不安を抱く人間のほうが多い のではないでしょうか。

 

 

まわりの状況も大切

「絶対評価」、つまりだれかと比較したうえでの評価(相対評価)ではなく、その人自身を評価するということは、個人的にすごく大切なことだと思っていますが、ただそれは自分が評価する側のときの話です。

 

自分が評価される側、依頼を受ける側のときはどうしたって相対評価にならざるを得ません。

 

その時代時代に生きる人間は、同時代の人と比べられることを回避することはできないのです。

 

それを士業について落とし込んでみると、実名・顔出しをして発信している人間はすでにいくらでもいます。

 

この2人が並んでいた場合、

 

 

発信している内容がまったく同じなら 9割以上の人が「たにぐちこうへい」に依頼するはず です。

 

「勤務しているから顔を出せない」というように、事情がある場合なら別ですが、ただ「恥ずかしい」「なんとなく怖い」というだけで顔や名前を出さないのは、自分を守るために心理的なコストをお客さんに押し付けているだけ、ということもできます。

 

依頼を出すほうだって、よくわからない人にお願いするのはなかなか勇気のいるものです。

問い合わせたはいいものの無視されるかもしれないし、もしかしたらすごく嫌な態度の返信が来るかもしれない。

 

そんな可能性は実名だろうがキャラクターだろうが変わらないのですが、「実名で顔を出していればそんなにひどい態度はとらないだろう」と たとえ気のせいだろうと思ってもらうこと、がインターネットで仕事につなげようとする場合にはとても大切なのです。

 

実際にはまったく同じ発信ということはあり得ないので、100%来ないわけではないでしょうが、「ほぼ確実に依頼が来にくくはなる」ということは覚悟しておくべきでしょう。

 

 

 

クリエイターの場合でも実名・顔出しをすべきか

さて、というのが士業などの堅いビジネスの場合でした。

士業のようなビジネスは、「人」が商品となる商売、ということもできます。

 

ここで出てくる問題が、

クリエイターは作品が主体となるのだから、本人の名前や顔は関係ないのでは?

というもの。

 

(桃を使ったのは、なんとなくいかがわしいからで深い意味はありません)

 

 

たしかに、本名だろうとペンネームだろうとつくりだす作品は同じ です。

 

ならペンネームでも問題ないのではないか。

という疑問も出てきそうですが、私の意見は「残念ながら同じ印象にはならない」です。

 

 

作品と自分をセットで売り出せる時代になった

これがなぜかというと、作品(アウトプット)だけで仕事が得られるのは、

・作品に唯一無二の圧倒的なクオリティがある

・高いクオリティで作品を生み出しつづけている

といったような、「圧倒的なクオリティ」か「圧倒的な継続力」のどちらかがある人間に限られるのでは、と感じるからです。

 

 

前半の士業のところにもつながりますが、SNSをはじめ情報があふれる現代では評価の対象に「人」が含まれる、という特徴があります。

 

 

図で書いた「人と作品がセットで見られる」というよりも、「人と作品をセットで見せることができる」というべきかもしれません。

 

誰もがよりよいアウトプットを見分ける目を持っていればいいのですが、私を含めて残念ながら多くの人はそこまでの審美眼を持っていません。

 

では「なんとなくいいな」と思う作品を発信しているこの2者がいればどうでしょうか?

 

 

くり返しになりますが、これはあくまで「クリエイターが仕事につなげたい場合」を前提としており、仕事につながりやすいのはやはり「本名・顔出しをしているほう」でしょう。

 

自分の人間そのものを発信し、そこに共感してもらうことができれば、自分の仕事ごと、人間ごと応援してもらえる可能性があるからです。

 

「君だから頼んだ」

という言葉は、実際にはその人のアウトプットだけでなく、人柄も含めた評価であることはよくあることでしょう。

 

結局セットで見られるのであれば、ペンネームを含めてクライアントとのあいだに余計な距離をつくるべきではない、というのが私の考えです。

(仕事につながり、銀行振込をしてもらう場合には隠しても本名が出てきます。仮想通貨などが支払手段としてメインになれば別でしょうが、まだ早いのではと)

 

「自分という人間」と作品をセットで売り出せる時代になった、というのは素晴らしいことであり、いままでの時代ではなかなかできないことでした。

 

 

筆名・ペンネームでも問題ないのは漫画家・小説家などに限定されるのでは説

「どうしてペンネームが必要だったのか」

を考えてみますと、昔は「クリエイターの無名時代の個人の名前」にはほとんど意味がなかったのではないか、という気もします。

(調べてないのでなんとなくです)

 

「作品が本人より絶対的に前にあった」

と言いますか。

 

 

人がそのクリエイターのことを知るのは、確実に作品が世に出た後のことであって、であれば本名だろうがペンネームだろうが関係ないわけです。

 

これが現代でも同様の状況になるのが、漫画家・小説家といった人たちではないかと考えます。

 

この方たちも、いまのところは雑誌やWebサイトなど、注目を集める媒体を通して 本人よりも前にまず作品が前に出ていく ので、ペンネームでも特段の支障はないのではないでしょうか。

 

ただ、この場合でも、「これを仕事にしてごはんを食べていくんだ」ということであれば、やはり本名を出してSNSで積極的に発信をしていったほうが、応援してもらいやすくはなるでしょう。

 

そして、現在は無名時代からだんだんといろんな人に認知されていく、という ストーリーごと第三者に見せることができる時代 です。

 

そういう意味でも「自分と作品をセットにして世に売り込む」ことができるのはものすごい強みなのではないかなあと。

(ちなみに本名をもじったあだ名とか、ひらがなカタカナとかはアリだと思います)

 

 

 

クリエイターは実名で活動すべきか問題まとめ

というわけで、「仕事につなげたい」ということを考えた場合、クリエイターも実名(本名)で活動すべきでは、と考えたことをまとめました。

 

SNSがこれだけ広まっているので、自分とセットで見られるから、視点を変えれば 作品だけでなく自分という人間もセットにして売り出していけるから、というのが理由です。

 

もちろん会社に禁止されているなどで、本名で活動できない場合は除きます。

また、圧倒的なアウトプットがある場合や、漫画家さんのように作品がまず前提としてある場合も別です。

 

自分のなかではなかなか納得のいく言語化ができた気がするのですが、もし「こうじゃない?」などの意見があればコメントなどいただけますと嬉しいです!

 

 

 

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