こんにちは。めがね税理士の谷口(@khtax16)です。

 

以前『私がひとり税理士を選んでいる理由 要はAIや時代の変化にびびっているのであった』というブログを書いたこともあるのですが、私はAI(人工知能)などというものに対して大きな脅威を感じている派です。

なんだったら30年後には税理士なくなってんじゃないかなぐらい思っています。

 

どこで見たかは忘れましたが、以前見た同業の方のホームページで、

「パソコンが出てきたときも『この業界は仕事がなくなる』と話題になっていた。でも実際にはまったくなくなっていない。AIもその類だろう」

ということが書いてあって、

 

いやいやなんで世の中の現象を自分の経験の範囲内に収めようとしてんの。

問題の矮小化にも程があるでしょうよ、技術の発展が↓こんなゆるやかな上昇じゃなくって、

 

↓こういう伸びをしてるから恐ろしいって話をしてるんでしょうが。

 

って、思っていました。

(申し訳ありません)

 

しかしある本を読んで、私のこの考えは「シンギュラリティ(技術的特異点)」を前提にしていることに気づいたため、続編的に書いておきます。

(なお、まだ勉強中なので全体的にふわふわしています。すみません)

 

 

「シンギュラリティ(技術的特異点)」は起きるのか起きないのか

しかし「シンギュラリティ」というのはいい響きですね。

「シンギュラリティ」と口にするだけでなんとなく知的な感じがします。

 

「シンギュラリティ、知ってる?」

「怖いよね、シンギュラリティ」

「シンギュラリティって、フォトジェニックだよね」

「シンギュラリティねえ、僕が前に一度行ったときはさ」

 

などという会話をしていても、知らない方からすれば「あら知的な殿方…」と胸をときめかせる可能性さえある響きです。

 

 

シンギュラリティとは

そもそも「シンギュラリティ」とはなんなのか。

 

これは、アメリカの人工知能研究者であるカーツワイル氏が語った言葉が有名です。

 

「2045年には人工知能は万能となり、人間の英知を超越する『シンギュラリティ(技術的特異点)』が到来する」
出典:『人工知能を超える人間の強みとは』

 

ざっくり言うと「人工知能が人間の知能を超える」ことです。

(点なので「超えるタイミング」のほうが正しいんでしょうか)

 

2045年問題とも言われています。

 

 

指数関数的な成長ってなにさ

私が前に見た説では、シンギュラリティが当然のことのように扱われていて、それの論拠として「ムーアの法則」も紹介されていた気がします。

 

要は、

技術というものはこういうふうに倍々で伸びていく(指数関数的な成長を果たしていく)んだよ、というような内容です。

(うろおぼえです)

 

「ムーアの法則」自体は大規模集積回路のことを言うようなので、その説が勝手に技術全体に敷衍したのか、私が理解できずにそう捉えてしまったのか(おそらく後者)は定かではありませんが、

  1. 技術は倍々のペースで伸びてきた
  2. このペースを維持するかはさておき、今後もかつてない伸びをしていくことは想像に難くない(30年前と同じペースでの成長にはならない)
  3. いつか技術(人工知能)が人間を超える日が来たとしても、まったく荒唐無稽な話ではない

というのがなんとなく私の考えていたことでした。

 

Wikipediaによると「ムーアの法則は先進的な工業製品一般における性能向上の1つの目標値として用いられることがある」とのことではありますが、こうして文字にしてみると、私がそのへんと人工知能のことを一緒くたに考えていることがわかります。

 

 

「人工知能を超える人間の強みとは」を読む

そういうことを考えて「AI怖い」と震えていたのですが、先日読んで「ほほー」と思ったのは『人工知能を超える人間の強みとは』という本です。

 

 

この本のごく序盤で、

 

「2045年にシンギュラリティは到来しない」
出典:『人工知能を超える人間の強みとは』

 

と、ニューヨーク大学教授のゲイリー・マーカス氏が断言していることが紹介されています。

 

私はこれを見て「え、そうなの?」と、自分が当然のようにシンギュラリティを前提にしていたことに気がつきました。

 

前述のカーツワイル氏は、「人工知能の能力が指数関数的に成長している」と主張しているそうですが、マーカス氏は、

「それはあくまでもハードウェアの記憶容量が倍増し、情報処理のスピードが速くなっただけだ」

と否定しているそうです。

「ハードウェアの進歩とソフトウェアの進歩を混同してはならない」

というようなことも書かれていて(カーツワイル氏への反論としてですが)、自分はまさにこれだなと反省しました。

 

 

「シンギュラリティ到来の可能性は極めて低い」

著者である奈良潤氏は、さまざまな意見を紹介しつつ、ご自身でも

 

「私もシンギュラリティ到来の可能性は極めて低いと予測している」
出典:『人工知能を超える人間の強みとは』

という意見を述べられています。

 

そのほか『人工知能は人間を超えるか』という本も読んでいるのですが、共通しているのが、

人工知能は世間のイメージほどなんでもできるわけではない

ということです。

 

 

「『知らない』ということは人を必要以上に不安にさせる」、と改めて感じました。

漠然とした不安って、どうしても実態以上の恐怖を抱いてしまいます。

それを軽減する一番の方法は「きちんと調べて向き合うこと」。

お金の不安も一緒ですね。「いつかお金がなくなる」は怖いですけど、「このペースだと9カ月後に資金が底をついてしまう」であれば対処のしようがあります。

 

私の中では「結構時間ないんじゃないか」というイメージだったので、そこがわかっただけでも収穫でした。

囲碁も「まだ10年は大丈夫」みたいに言われていていきなりトップ棋士を負かしてしまったので、まったくの門外漢である私がのんべんだらりと油断するわけにはいきませんが。

いずれにしろ、もう少しいろいろ手を出して勉強してみたく思います。

 

 

 

おわりに

なんかすごく勉強になった本だったのに、こんな低レベルなまとめしかできない自分がはなはだ遺憾です。

まさに自分がこの本を矮小化しているではないか!

 

しかし備忘として書いておきたかったのです。

囲碁の例もあるように油断はできませんが、いまできることを調べて考えて勉強していきます。

 

 

 

 

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