2016.6.30に初めてブログを投稿し、一カ月が経ったため、自分なりに「こういうところ気をつけなきゃいけないんだなあ」と反省した点をまとめてみました。
なお、「100%読む人のことを考えて書くべき」「惜しみなく与えること」等、どうブログに向き合うべきかというような本質的な話ではなく、文章作法としての話でございますです。
目次
誤字脱字に気をつける
ものすごく基本的なことなのですが、まず「誤字脱字に気をつける」を挙げさせていただきます。
当ブログは税理士としての情報提供を主眼としたもの(にしたいと思っている)なので、たとえば私の『太陽光発電設備の税制の移り変わり』という記事の、
税額控除・特別償却は漏れなく受けるべきものです
という文章を、
税が苦皇女・得別消極は盛れなくウケるべきものす
とか書いていたら、「税金の前に日本語勉強しろや」と思われ、むだに説得力を削いでしまいます。
誤字脱字で伝わるものが伝わらなくなってしまうのはもったいないなあと思いますので、最低限の注意は必要です。
とはいえ気にしすぎない
これは性格によるのでしょうが、私は記事を公開する前に5度も6度も読み返してチェックしてしまうことがあります。
そのせいで30分近くずっとチェックしていることも…
世間一般でよくある間違いですが、
「こいつガリガリだな骨みてえ」と思っていたが、意外に彼は大食漢だった
という文章を、
「こいつガリガリだな骨みてえ」と思っていたが、以外に彼は大食漢だった
としたところで、まったく問題なく意味は通ります。
この間違いを訂正するために30分を費やすことがあるとしたら、確かな仕事をしているという評価より、むしろ非効率的な仕事をしているという評価を与えられることになるでしょう。
この癖は、
- 上からざっと読む
- 間違いをピックアップして一気に直す
- もう一度読む
- OKならそこで公開、もしまた間違いを見つけたならそこを直して公開
とせいぜい2度3度の読み直しで済ませることができるはずなので、今後修正していく必要があります。
矛盾した文章にしない、重複を避ける
これも基本的なことですが、「矛盾なく、簡潔な文章にする」ことの大事さ、難しさを学びました。
矛盾した文章にしない
ものすごく簡単なたとえですが、
必ずそうなると思われる
絶対にあの子はぼくのものにしたい
のように、
- 必ず、絶対というほぼ100%を意味する言葉をつかう
- 一方で「思われる」という推測や、「したい」という願望など、不確定を意味する言葉をつかう
と、ある言葉と矛盾した言葉が同じ文中に存在する文章は、趣意が一貫していません。
これをすることにより、結局確実じゃないんだな、そんなに強い意思でもないんだな、とむしろ悪い印象になってしまうことさえあります。
強く言いたいけど、言い切るほどの自信もないときにやってしまいがちです。
そのほか、書き進めていくうちに、見出しで掲げた内容と本文が最後まで一貫しなくなってしまうこともあるので、注意が必要です。
重複を避ける
重複のたとえとしては、
大体1,000円ぐらい
のように、「大体」と「ぐらい」という同じ役割の言葉を同じ文中でつかってしまう、ということですね(私よくやってしまうのですが)。
これは「大体1,000円」か「1,000円ぐらい」で問題ありませんし、こちらのほうがシンプルです。
あとは、
「一番最初」は「最初」か「一番初め」でいいはずですし、
「まだ未作成」は「まだ」と「未」がかぶっていますし、
「イギリスに渡米する」はイギリスに行くのかアメリカに行くのかはっきりしません。
主語と述語の距離を調整する、簡潔にする
これはどなたかの文章術の本で見た言葉なのですが(忘れてしまいました)、主語と述語が離れすぎていると、解釈の分かれる文章になってしまったり、冗長で何を言いたいのかわからない文章になってしまったりすることがあります。
主語と述語の距離を調整する
いい例文が見つからなかったので、適当につくったのですが、たとえば次の文章があったとします。
AはBのことが好きだ。
Bの声が背中から聞こえ、思わず振り返る。
AはCとこそこそ話して笑い合うBの、とろけるような視線の熱に気づき、沸騰しそうなほどの急激な温度の高まりを感じた。
だと、三行目が問題なわけですね。
「沸騰しそうなほどの急激な温度の高まり」というのが、Aの体温なのか、Bの視線の温度なのか、解釈が分かれる文章になってしまっています。
これはAのつもりで書いているのですが、「Aは」から「沸騰しそうなほどの急激な温度の高まりを感じた」までが遠いことが原因です。
これを直すとすると、
AはBのことが好きだ。
Bの声が背中から聞こえ、思わず振り返る。
Aは沸騰しそうなほどの、急激な温度の高まりを感じた。Cとこそこそ話して笑い合うBの、とろけるような視線の熱に、気づいたからだ。
とすれば、どちらの温度なのかという疑問は生じなくなります。
(本当は「Bの視線の熱」と「Aの体温」とで重複する表現自体がよくないのですが、あくまで例示としてご容赦ください)
文章を短くまとめる、簡潔にする
こちらはブログを始めた当初に書いた、私の『新聞いつ読むのか問題』という記事の文章を例にします。
土日にまとめて読まれる方も多かろうと思いますが、私はまとめて読んでいると、「早く読まなきゃ終わらない」「でもただめくるだけなら買って読んでる意味がない」という葛藤に悩まされ、読み進めて水曜日ぐらいまで来るとびっくりするほど嫌になってきたため、これはすぐにやめました。
という、非常にまとまりのない文章があるのですが、これを
土日にまとめて読まれる方も多かろうと思いますが、私はまとめて読むことにより、
「早く読まなきゃ終わらない」
「でもただめくるだけなら買って読んでる意味がない」
という葛藤が生まれてきてしまいました。
読み進めるほど、この葛藤は増してきてどんどんどんどん嫌になってくるのです。
そのため、この方法はすぐにやめてしまいました。
とある程度の長さで区切っていくことで、まだ読みやすい文章になるように思います。
(長文になってしまう癖があるため、まだ長いですが)
まとめ
というわけで
- 誤字脱字に気をつけつつ気にしすぎない
- 矛盾した文章にしない、重複を避ける
- 主語と述語の距離を調整する、簡潔にする
の3点に気をつけたいという話でした。
未だに「ブログ」という言葉をつかうのが気恥ずかしいのですが、文章の練習になることはわかったので精進いたします。
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