独立して以来、顧問契約をご検討くださる方にはこう言うようにしている。
「何人か税理士と会ってみたほうがいいですよ」
と。
これは、経営者の方と税理士とは相性が重要と考えるためで、いまでも「そうできるならそうすべき」と思っている。
しかし、今年に入ってからご契約くださった方のうち、3名の方はブログを見たうえでお越しくださっていて、私が「ほかの税理士と…」と言ったところで、
「いえ、会うつもりないので谷口さんで大丈夫です」
とお応えくださり、私は「あ、え、いいんですか」とうろたえつつ内心ものすごく感激した。
(3名ともなので、もうほんと「あ、え、いいんですか」としか言えなかった)
しかし、よくよく考えてみれば、ひとり社長の方などは本業をはじめさまざまなことをこなしていく必要がある。
その「さまざまなこと」のひとつである経理の効率化のために、私もクラウド会計の活用などをおすすめするわけだけれど、その税理士と契約するために、ネットで調べて問い合わせてアポとって場合によっては移動して時間つくって会って比較検討して返事して、というのはある意味よけいな時間でしかない。
(自分でもサービスを受ける側になると、見積もりを出してもらうことのめんどうくささに気がつく)
「この人だ!」
という人と出会えたならば、それでそのよけいな時間を短縮できる、とも言えるのではないか。
であるならば、私がすべきことは間口を狭めて狭めて、「この人だ!」と思ってもらえるような見せ方・さらけ出し方をしていくことなのではないか。
とにかく徹底的にさらけ出して、「この人は違うな」と思っていただけたのであれば、それはそれでお互いの時間をほんの少し削減できたことになるのではないか。
(なので、「この人は違うな」の時間は短くなるほどよい)
私が言っていた
「何人か税理士と会ってみたほうがいいですよ」
は、一見お客様目線であるようで、お客様の総合的な時間と精神的な負担のことを考えない、「自分がお客様目線風であると演出したいだけ」だったとも言い得るのかもしれない、とはじめて心付いた。
自分がしかるべき見せ方さえできていれば、そんなひと言を言う必要さえなかったのだから。
適切な見せ方には料金表が絶対に必要 だし、仕事に関する記事も書きつつ、人柄のわかる記事も欠かせない。
恥を恐れることなくさらけ出す。
「なんか恥ずかしい」にはミジンコほどの価値もない(ミジンコさんすみません)
「まあ悪い人ではなさそうだし、会ってみようかな」
という状態は、ある意味で、さらけ出し方が足りていなかったのではないか。
だから、いまよりももっともっとアウトプットを磨いていかなければいけない。
・・・ということをふと考えたのでした。
あくまで私の場合なので、もしご気分を害される方がいらしたらお詫びします。
あともうお仕事的にかなり余裕がないので、「比較検討のため」でお会いいただくことをお断りする方針でおります。
「あ、ほかの人は会わなくて大丈夫っす」
と当然に言われるような見せ方を目指していかなければ、と今回のことをきっかけに思えました。
私のことを選んでくださったみなさま、改めて本当にありがとうございました。
ご期待に添えるよう、これからもがんばります!!
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<近況>
6月は執筆のお仕事2本に、自主セミナーのスライド作成と、ひたすら文章をつくっていました。
(ブログセミナー、半分近く書き直しや追加をし、大幅に再構成しました)
その合間を縫ってある程度ブログの更新もがんばったのですが、その影響か、執筆関係が一段落した途端「ブログ書きたくてしかたない欲求」がはじめて湧いてきました。
一日に書ける文章量も結構増えた気がします(感覚値)。
毎日更新からは離れるつもりなのですが、結果的に毎日に近く書いていてこれでいいのかという感じ。
でも「全然ブログ書けない」という期間が結構長かった(振り返るとそんなにないんですが、体感的には長かった)ので、書き続けてればそういう時期も出てくるものなんだな、と感慨深いものもあります。
やっぱり「楽しい」って強いんだなあと、改めて感じます。
もっとアウトプットできるようがんばるぞー!
ところで、先日ノンプロ研で大塚飲み会をしたのですが、そのときに目撃した餃子屋さんの看板。
いまの時代的には賛否両論になりそうな文言ですが、この「おじさんがターゲット」感が一撃で伝わるところはすごいなあと感心しました。
ベクトルは違うけどこういうことであろう。
「役に立った!」「ニヤニヤした」など、もし「こいつ応援してやろうかな」という菩薩のごときお心が芽生えましたら、Amazonか楽天でお買い物するときに、下のリンクを踏んでからお買い物をしていただけますと私にジュース代なんぞが入ります。とても嬉しい。(なぜかメガネの検索画面が出てきますが無視してお好きなものを!)
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