パートナーへのおすすめ誕生日プレゼント企画「1万円分の本を買う」

 

「パートナーへの誕生日プレゼント、今年はどうするかなぁ」

という悩みは、結婚相手や恋人など、パートナーとして長いつきあいになるほど困る、と悩んでいる方も少なくないのではないかと思います(そこそこいるよね?)。

 

我が家は少し前に結婚12年目に突入した夫婦ですが、誕生日プレゼントの変遷として、

 1. 自分で考えてプレゼントする

 2. そのとき欲しいものを相手に伝えて買ってもらう

みたいな感じで変わってきました。

 

それでタイトルのとおり、ここ近年については、

 3. 相手が欲しい本を1万円分買う

というのが「これいいじゃん」となってまいりました。

 

やってみると「もっと早く知りたかったなぁ」と思ったため、パートナーへの誕生日プレゼントに悩む方向けに、選択肢のひとつとして書いてみるかと思い立ったわけでございます。

 

誕生日プレゼントに困ったときのオススメ企画「相手が欲しい本を1万円分買いまくる」とは

といっても、この企画はうちの夫婦が思いついたわけではなく、妻がとある YouTube チャンネルを見ててこういう企画があったそうなのです。

 

確証はないですが、トーハンさん(e-hon さん)のこれか?

https://www1.e-hon.ne.jp/content/cam/shuppunk.html

 

私は見てないので完全に一致してるかはわかりませんが、うちの夫婦が実践しているやりかたは簡単で、

  1. でかい本屋に行く
  2. 好きな本を1万円分選んでよい
  3. 購入後、売ったり捨てたり処分は好きにしてよい

という内容です。

 

でかい本屋というと、東京だったら、

・丸善 丸の内本店 さん

・紀伊國屋書店 新宿本店 さん

・ジュンク堂書店 池袋本店 さん

とかありますが、まあどこでもいいと思います。

 

もうほんと「どんな本でもOK」です。

実用書でもビジネス本でも専門書でも小説でもマンガでも絵本でも図鑑でもOK。

祝ってもらう人が「ある程度本が好き」であれば成り立つ企画ではないかと思われます。

 

いいところ「相手の現在の関心を知れる」

この購入時、ずっといっしょじゃなくてもいいですが、ちょくちょく合流するとなかなかおもしろいです。

 

相手が買おうか迷っているものも含めて、

「ほーん、そういうのに興味があるんだ」

というのが知れます。

 

なんというか「そうだよね、相手は自分とは違う人間なんだよね」という当たり前の事実が手触りをもって実感できるといいますか、

「そういう知識に関心があるんだ」

「そもそもこういう本が世の中にはあるんだ」

という発見につながるのです。

 

10年いっしょに住んでいても知らなかったパートナーの一面を知れるというのが、この企画のとてもいいところだと思います。

 

大事な点「処分は好きにしていい」

これは我が家にとってですが、手順の3に挙げた「購入後、売ったり捨てたり処分は好きにしてよい」というのが一番大事な点です。

 

・本はどうしてもかさばる

・「手元に残しておきたいほどいい本」って、10冊に1冊あればいいほう

というのは、まあそこそこの人にとって「あるある」と共感していただけることではないでしょうか。

 

「誕生日でもらったし…」と買ってもらったものをすべて取っておくとなると、家のスペースがいくらあっても足りません。

ただでさえうちは人口密度高すぎ都市 TOKYO の猫の額ほどの狭き家に暮らしているため、そんな余裕はないのでございます。

 

なので、「処分は好きにしていい」ルールを定めておくと、容赦なく捨てられるので(私はわりと捨てるのが好きなこともあり)精神衛生上も非常にいいのであります。

 

まとめ

というわけで、

  1. でかい本屋に行く
  2. 好きな本を1万円分選んでよい
  3. 購入後、売ったり捨てたり処分は好きにしてよい

という「相手が欲しい本を1万円分買う企画いいよ」という宣伝でした。

みんな、本を買おう!

 

もちろん「1万円」に縛られる必要はありませんので、「3万円」「5千円」とかおのおのに合った金額でぜひ一度やってみてください!

(と書いたものの、できれば「最低1万円」ぐらいが推奨です。現在は文庫本だけでもあっという間に5千円に到達しちゃうので、「好きに買う」「買いまくる」って感覚にあんまりならないかも)

 

 

(余談1)妻をそそのかしたい

さて、以降は完全に余談で、我が家の話です。

後述するように、うちの妻はとにかく欲しいものを言わない人なので困ることがあります。

 

そのため、買い物中、

「うーん、これだと1万円を超える…」

と悩んでいるときに、

「偶然にもいまキャンペーン中で、2万円までオッケーらしいよ」

などとそそのかすのですが、「そんなキャンペーンは開催されていないのです」とあんまり乗ってきてくれません。

 

なので自分の本も少し購入することで「結局それぞれいくら買ったんだ?」という点をうやむやにする姑息な作戦を私は取ることがあります。

 

まあ本も昔に比べるとだいぶん値上げされている(おそらく売れる冊数が激減してるので、そうしないと続けていけない)ので、実際パートナーへのプレゼントなら2万円とかでも全然ありだと思います。

 

あと、書店さんっていまほんとに大変でしょうから、ほんの少しでも売上に貢献するかという気持ちもあります。

私は20年近く前にアルバイト・契約社員で本屋さんに勤めていたこともあったので。

ただこの企画に関して言うと、大きい書店さんのほうが明らかにやりやすいので、個人書店さんへの貢献は難しいのが悩みどころ。

まあ日常で優先的に利用するしかないですかね。

 

 

(余談2)我が家の誕生日プレゼントの移り変わり

さらに余談で、めちゃくちゃ個人的な話です。

うちの夫婦の変遷をまとめてみました。

 

冒頭でも書いたように、

1. 自分で考えてプレゼントする(最初の数年)

2. そのとき欲しいものを相手に伝えて買ってもらう(7~8年ぐらい?)

3. 相手が欲しい本を1万円分買う(ここ2年ほど)

みたいな感じで変わってきました。

 

「自分で考えてプレゼントする」の欠点

最初に実施していた「自分で考えてプレゼントする」って、まさしく正しいプレゼントのありかたではあるのですが、

「相手にとって最適なものがプレゼントできるとはかぎらない」

という欠点があるように思います。

 

我が家も最初この「自分で考えてプレゼントする」だったわけですが、妻も私もサプライズが好きではないため、この手法にサプライズはあってもそこまで相手の喜びにつながらないよね、という話が出てとりやめになりました。

(正確には、私はサプライズが好きじゃないというより「自分が欲しいと思っていない物質をもらうのが苦痛」で、とにかく「自ら選んでないものが自分の部屋にあるのがイヤ」という性格)

 

ただこれは、「日ごろ相手をしっかり観察してれば、相手の欲しいものなんてわかるでしょ?」と言われたらぐうの音も出ません。

でもワイにはムリだったんや。ごめんね。

 

 

「そのとき欲しいものを相手に伝えて買ってもらう」の欠点

そこで次に我が家に導入されたのが、「そのとき欲しいものを相手に伝えて買ってもらう」です。

これはもう先述の「相手にとって最適なもの」が手に入るわけですから、その点についてはパーフェクトといってよいでしょう。

 

ただ我が家においては結構な問題点があって、それは

「妻が自分の欲しいものをなかなか言わない」

という点です。

 

とにかく言わないので、しつこく「いま欲しいものないの?」と聞いて、「うーん」と答えないのでそのまま妻の誕生日を数カ月すぎることもざらでした。

 

そこで私は、「1年間いつでも誕生日ということにしてよい」という谷口家条例をつくり、妻がなにかのものの話をするたびに「誕生日プレゼントで買おうか?」と1年中申し伝える、という対策を取ることとしました。

しかしそこでも妻があんまり言うことがなく、ときどき言ったかと思いきや5000円ぐらいのもので、「その10倍でもいいんだよ」と言ってもなんも要求してこなかったのです。

 

というのが妻の問題点でしたが、まあ私も私で、

・そこまで欲しいものがない(物欲が少なめ)

・欲しいものが出てきたら自分のお金で買っちゃう

ため、「わざわざプレゼントしてもらうようなもの」を考えるのが難しい、とも思っていました。

 

あとこれはそれなりの人が抱く感覚かと思いますが、「いただいたものを捨てる」ってちょっと抵抗もあるので、もらったキーケースがくたびれてきちゃったけどどうしよう、と困ることもしばしばありました(というか現在進行系である)。

 

 

本企画めっちゃいいじゃん

そこで出てきたのがこの企画。

上にも書いたように「処分は好きにしてよい」というのが私にとってはものすごくよく、それこそ前回文庫本の小説を10冊ぐらい買ってもらったりしたのですが、たくさんあるのでひとつひとつを捨ててしまうことへの罪悪感がかなり薄れるんですよね(なくなるわけではない)。

 

しかも「そのうち読もう」と思って電子書籍で買ったものの一向に読み進めていなかった、

・アイザック・アシモフの『われはロボット』

・H・P・ラヴクラフトの『ラヴクラフト全集』

・アガサ・クリスティの『アクロイド殺し』

などを買ってもらい、そのおかげでずっと読めなかった本が読めたのも喜びでした。「アガサ・クリスティはいいぞおじさん」もこうおっしゃっています。

 

アガサ・クリスティはいいぞおじさん「アガサ・クリスティはいいぞ」

 

まあミステリめっちゃ好きかといえばそういうことでもないんですけど。

あとラヴクラフトは、クトゥルフ神話の話を聞くことがたびたびあったのでどうなんだろ、とずっと気になっていたのですが、自分にはあんまり合わず…。

でも読んだからそれが理解できたので、やっぱり「まずは読む」って一歩を踏み出せたのがとてもうれしかったです。

あと電子書籍だとなんか読み進めにくい本って、紙の書籍にするとびっくりするほど進むことがあるんですよね…。あれなんなんだろ…。

 

ということで後半とりとめもない話でしたが、おすすめの誕生日プレゼント「相手が欲しい本を1万円分買う」企画でした。

誕生日プレゼントに困ってるみんなもぜひやってみよう! 本を買おう!

 

 

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