【短文】妻のごはんがうまい

 

 

私が超絶不器用グズクソ野郎のため、我が家は妻がいつもごはんをつくってくださるのであるが、最近ことに妻のごはんがおいしい。

いやもともとおいしかったのだが、結婚から6年を過ぎた昨今、料理法を工夫し、素材を工夫し、「至高」と呼ぶべき高みへと到達せんとしている。

 

しかしその妻の高み・努力に対して、私はこれまで、

・しょうが焼きを食べても「うまい!」

・ぶり大根を食べても「うまい!」

・ルパン風のミートボールスパゲッティを食べても「うまい!」

しか言わぬ、「煉獄さんかな?」ってぐらいな表現しかしていなかった。

こんな bot みたいな状態では、私の抱いているこの喜びが、いやさ法悦が、愛する妻に伝わらぬのではないか?

私はそのように危惧しはじめた。

 

危惧しはじめたので、

「非常にごまの香りがよいですねえ」

「これ、もしかしてしょうがも入ってる? 味に奥深さが出ていますねえ」

「(妻から「ちょっと味濃いかも」と言われ)だからこそ、この、白米との相性が抜群なんですなあ」

と、食レポを勉強しはじめたタレントみたいな状態になっている。「違う、そうじゃない」感がごまのようにほのかに香るが、ゴールが自分でもわからない。

 

 

 

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