さみしがり屋のかまってちゃんであることが発覚した33歳の冬、おじさん

 

 

こんにちは。妻が大好きめがね税理士の谷口(@khtax16)です。

 

いやね、前からおかしいなーと思ってたんですよ。

 

なんかおれ妻のこと好きすぎね? って思ってたんですよ。

 

妻がリビングで座ってスマホ見ているうしろから、セミかコアラかな? みたいな体勢でしがみついているときにふと閃いたんですよ。

 

「おれ、もしかしてかまってちゃんなんじゃないか?」

 

って。

(ちなみにこのとき妻は無反応)

 

以前Twitterでリツイートしたんですけど、こちらのすてきなイラストの、

 

 

の男女が逆バージョンとお思いください。

想像したくないでしょうけど、そこはぐっとこらえて33歳のめがねのおじさんが妻にしがみついてあしらわれているさまをご想像ください。

 

33歳になって大人になったのか(なってない)、ふいに自覚できたのは己の器が一段階大きくなったからに違いない(なってない)。

そう思って妻に聞いてみました。

 

「おれってもしかしてかまってちゃん?」

 

妻はこう答えました。

 

「えっ、いまさら?」

 

思い込みっておそろしいものですね。

私はこれまで自分が「かまってちゃん」である可能性などついぞ想像したこともありませんでした。

しかしそれが当事者の妻からしてみれば完全無欠のかまってちゃんであったとは。

 

※ 念のため「かまってちゃん」のご説明をしておきますと、言葉そのまま「かまってかまって」「私ひまなの」というふうに人に絡んでうざがられるタイプの人を「かまってちゃん」と称することがあります(正確な定義は調べてないので不明)

 

※ 自分では妻限定のかまってちゃんだと思っていますが、本件で明らかになったように自覚が足りていないおそれもあるので、「いや、分け隔てのないかまってちゃんだよ」というご指摘があればこっそりご教示ください。

 

 

しかしこの衝撃の事実をも受け容れるのが、33歳というもの。そして大人の男というもの。

私は、

 

「あいわかった。みなまで言うな。おれはかまってちゃんを卒業する。大人になる」

 

と宣言しました。

いわば家庭内独立宣言。おじさん大人になるよ宣言。

これをきっかけに妻が私を惚れ直して、「いいのよ!もっとしがみついて! コアラのように! セミのように! 私は木!」みたいに錯乱しないかなあという期待(妄想)もしつつの尊い宣言です。

 

それを聞いた妻は、スマホに指をすべらしながらこう言いました。

 

「それ、似たようなこと毎年言ってるよ」

 

たっはー。

 

たはは。

 

たしかに言ったおぼえある。

「さすがに妻が迷惑だよな。料理中にしがみつこうとして怒られたことも数知れず、いかに妻が女神といえど迷惑をかけるのはよくない」

そう反省して、「おれ、もうふいにしがみつくのやめるよ!」そう宣言することが年に1回は必ずあります。

 

しかし今回はさすがに「かまってちゃん」が発覚しましたからね。

「33歳のおじさんがかまってちゃん」というのはいかにも恥ずかしいし、私もこうして実名で発信しながら糊口をしのいでいるいい大人。

今回の決意は本物です。

 

なんてことを妻にしがみつきながら決心したつい先日、私はそろそろ寝ようと思ってベッドに入ったのですが、妻はこれからお風呂に入るとかで「先に寝てていいよ」と言われることがありました。

 

でも普段同じベッドに並んで寝ていて、となりが空いてるとすごくさびしいじゃないですか。

あるべきスペースにあるべきものがない、言ってみれば己のからだに心臓がないようなものですよ。

まあ私のほうが妻より圧倒的に寝付きがいい(というか妻の寝付きが相当悪い)ので、妻が話してる最中に寝ちゃったりするんですけど、それはそれ、となりに妻がいることの安心感はなにものにも代えがたい。

 

私は思わず「えっ,妻は? 妻はまだ寝ないの?」と声をあげました。

と、同時にある空想が頭をめぐりました。

 

「ままー、まだねないの?」

 

と、5歳ぐらいの男の子がベッドの中で、眠そうな目をこすりながらそうお母さんに声をかけている姿を。

もしそんなことがあったらきゅんとしちゃうじゃないですか。

普段なまいきな口をきくことがあっても,やっぱりママ大好きなんだな。そんな実感にしあわせ感じちゃうじゃないですか。

なんだったら添い寝して、「あなたが眠るまでそばにいるからね」って母性があふれ出ちゃう可能性もあるわけじゃないですか。

 

でも現実には33歳のおっさんが、

 

「妻ー、まだねないの?」

 

と言っているわけです。

 

こんなの殺意しか湧きませんよね。

「いいから早よ寝ろメガネ割るぞ」としか思えませんよね。

「朝起きたらお前のメガネは粉々になっているものと思え」としか思えませんよね。

 

という現実と空想のその距離に絶望しつつ、私は比較的すぐにすやぁしたのでした。

 

 

( ˘ω˘)スヤァ

 

 

 

(なんだこのクソブログ)

 

 

 

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