こんにちは。シャイボーイめがねの谷口(@khtax16)です。
先日「こんな出版企画考えたんすけどどうすか?」とメールしてくださった、とある出版社の編集者さんと打ち合わせをしました。
(はじめてお会いする方)
要は「企画を一緒に考えて、それがうまく会議に通れば本になりますよ」ということです。
個人的にはめっちゃ嬉しいお声かけなんですけど、出版企画なんて通らないことザラにあるらしいので「おめでとうございます!」とかそういうコメントはまだ大丈夫です。
ラブ。その慈愛のかたまりのようなお気持ちに対し私からのラブだけお返ししておきます。マジラブ。激ラブ。ラブみ。
なので「本出せるかもしれないぜウェーイ☆」などと未確定なことをアッピールしたいわけではなくてですね、その打ち合わせのときに気づいたことがあったのです。
私、ブログではこんな「激ラブ」とか頭の悪そうなこと書いているんですけど、書くお仕事のときは結構まじめに書くんですよ(あたり前だ)。
このあいだの雑誌の執筆では「である調で書いてね」というご依頼をちょうだいしました。
「である調」というのは『甘く、ほろ苦い平成最後のハロウィーンにて』とか、くそブログのほうでわりと書いてるような語尾が「ですます」じゃないほう、ということです。
雑誌での「である調」ははじめてだったので「なんか格調高すぎて僕の高貴さが隠しきれなくなっちゃわないかなあっはーん」と心配してたんですけど、これが意外とうまく書けたんですよ。
怒られないよう序文だけ引用しますと、
本特集の端緒として、多岐にわたるネットビジネスというものについて、
・どんなものがあるのか
・どういった収益構造になっているのか
を、簡略化したビジネスモデルの図とともに解説していく。税務的な論点そのものよりも、「収益の漏れのないように」「何が必要経費として認められ得るか」という点を、全体像をつかむことにより実務に役立てていただくことが本稿の目的である。
みたいな感じです。
税理士向けの雑誌なので、専門用語使っても大丈夫だしやや難しめの言葉も「ちょっとでも頭よさそうに見えないかなあ」とアホづらで鼻をほじりながらちょいちょい使っています。
なのでまじめ系のは書き慣れてるんですが、今回の出版企画で編集者さんが言ってくださったのが、
「やわらかい読み物を目指してるのでブログのノリを出しちゃっても大丈夫ですよ」
ということでした。
そんなのめっちゃ嬉しいじゃないですか。
公式でラブを放てる機会なんてそうないわけじゃないですか。
なんだったら「これを経費に使っちゃうとめがね(谷口)のメガネ(本体)がパリーンと割れるよ!」みたいなことも言えるわけじゃないですか。
なので「うっひょーい」とか内心はしゃいでたんですけど、そのあと
「タイトル案を一緒に考えましょう」
という話になったんですね。
で、そのときはじめて気づいたのが
口頭でふざけた感じを出すのめちゃくちゃ恥ずかしい
ということです。
たとえば私が企業実務サポートクラブさんで現在連載している「交際費」についての本だとしたら、
- 社長の飲み代だからってなんでも経費にできると思うなよ! でも私との飲み代だったら大丈夫!!
- 社長、この一冊を読んで私に酒を奢ってください。それはもう浴びるほどに。狂おしく溺れるほどに。
- ただ、酒が飲みたい(「ただただひたむきに酒が飲みたい」という真摯な気持ちと、「タダ酒」が飲みたい、というダブルミーニング)
みたいなくそふざけた案、文章なら好き放題書けるんですけど目の前にいる編集者さんに言うのはかなりためらってしまいます。
(念のためでございますが、こんなくそふざけた案は文章ですら提案いたしませんです)
『ダイヤルQ2の時代に起きたある冤罪』なんて「よくダイヤルQ2の話を書いたな」と言われるぐらい、ブログでこれ以上ないほどにさらけ出してるつもりだったんですけど、実際の会話では思った以上にシャイボーイ。
(全然まさしくではない)
という気付きとともに、まあ昔からそういう傾向あったししかたないよな、とすぐさま己のうちなるシャイボーイと和解した次第。
なのでいろいろ考えてメールにてご提案申し上げたき仕儀でございます。
オチなしで済まぬがこれにてドロン。
めがね。
「役に立った!」「ニヤニヤした」など、もし「こいつ応援してやろうかな」という菩薩のごときお心が芽生えましたら、Amazonか楽天でお買い物するときに、下のリンクを踏んでからお買い物をしていただけますと私にジュース代なんぞが入ります。とても嬉しい。(なぜかメガネの検索画面が出てきますが無視してお好きなものを!)
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