平成最後の夏が終わろうとしている。

 

いや、あるいは、すでに終わってしまったのかもしれない。

 

私は何をしていたのだ。平成最後の夏に、どんな爪痕を残さんとしたというのだ。

 

もう二度と来ない夏。そんなのは当たり前のことなのだけれど、今年はこれまで私が生きてきた時代の象徴でもある「平成」という元号の最後の夏でもあったのだ。

 

これから平成最後の秋が来て、冬が来て、そして新しい時代の幕が上がってゆく。

 

そんな平成最後の夏の終わりに起きた2つのことを、書き残しておきたい。

 

平成最後の夏、ZOZO SUIT が 着れなくて

「ZOZO SUIT(ゾゾスーツ)」というものをご存じだろうか?

 

ご存じだろうかっていうかめちゃくちゃ話題だったしもうとっくに着てその水玉姿をSNSに上げて笑いとっちゃったりする人もいたりすでにジーパン買って「あっ、ほんとにぴったりサイズ」なんてはしゃいじゃったりしている方が相当数いるのが現実なのだけれど、とにかくZOZOスーツというものがある。

(いま調べたらジーパンじゃなくて「デニムパンツ」というらしい。「ジーパン」という単語のおじさん感たるや。これぞ昭和生まれ)

 

 

なんかこんな感じの水玉ぴちぴちタイツで、ざっくり言うと、

  1. これを着る
  2. ZOZOのアプリを入れ、いろいろ動いて計測する
  3. 自分のからだのサイズが正確にわかり、真に体型に合った服が着れる

というものらしい。

 

「これすげえな」と思ったのが、名古屋の税理士伴洋太郎さんのこのツイートである。

 

 

こんなはしゃぎぶりはなかなかできるものではない。

私は嫉妬から歯噛みし、ハンカチをキーッとのばして錯乱したもののメガネを拭いたら落ち着いた。

 

私は「むっつりすけべでござ~い」というのも、いかがわしいゲームをアンインストールしてしまった過去の記憶をさらすのもそんなに恥ずかしくはないのだが、「自分の写真をのせる」という行為にどうも抵抗がありなかなかできない。

(ただの自意識過剰です、はい)

 

それだけではなく、なぜかこの「ZOZOスーツを着る」ということに対する恥ずかしさが非常に極まっており、2018年の8月末ごろ取り寄せたはいいものの、これを書いている10月10日現在未だに着ることさえできていない。

 

原因は不明であるが、私の脳内でなんとなく「これは面白スーツだ」という誤った解釈がなされており、これをひとりで着て写真を撮るとひとりでスベることになるのでは、というよくわからない恐怖が根底にあるような気がする。

または、「着た以上面白ポーズしてブログに書いちゃうんでしょ?」というような謎の強迫観念を(自分で勝手に)生み出しているかのような気も。

 

なぜか妻も私がZOZOスーツを着るのは楽しみにしており、

「ひとりで着ないでね。着るとき呼んでね」

「まだ着ないの?」

という感じで急かされている。

 

今回、なぜこんな謎の2本立てにしたのかというと、この話に特段のオチがないからである。

きっと私はこのあと、休みの日にでもひとりそっとZOZOスーツを着て、ひとりそっとアプリで計測し、ひとりそっとジーパンデニムパンツを買って「あっ、ぴったりかも…」とつぶやくのであろう。

「やっぱ、デニムパンツっしょ」とおしゃれさんを気取るのであろう。

 

なお、「平成最後の夏、ZOZO SUIT が 着れなくて」というタイトルだけは気に入っている。

 

 

さようならレディース、こんにちはレディース

話は変わって、私はといえば、『レディースのインナーを追加購入してしまった。ぜんぶ、この夏の暑さのせい』などで散々

「私、レディースインナー着ちゃってるわはぁーん」

などと色艶(いろつや)のある声を発しくねくねしながら世間を惑わせてきた(まったく惑わせてない)。

 

しかしここで、もう一度私が買った商品名を記しておきたい。

 

・スマートドライオフショルダートップス(全方位チラ見え無し!超衿ぐり広めタイプ)

・スマートドライ汗取りパッド付きフレンチ袖

・爆汗さん

 

など、「スマートドライ」「汗取りパッド」「爆汗さん」「フレンチ袖」「全方位チラ見え無し」という名称からもおわかりのように、夏に大量に汗をかくので、その対象として選ばれしものがレディースインナー、というだけのことであった。

 

それが何を意味するのか。

 

つまり、汗をかかない季節にはレディースインナーは必要ない、ということだ。

 

ここでがっかりさせた諸兄、いや諸オネエには深く謝罪したい。

私は所詮ビジネスオネエであったのだ。

 

もう「猛暑」と言える日を見なくなった9月の末、私は妻にこう言った。

 

めがね「ふふ、こいつら(レディースインナー)には本当にお世話になったぜ。来年の夏、またよろしくな」

 

妻「(何言ってんだコイツという顔)」

 

めがね「さよなら真夏の太陽。さよならびちょびちょの汗。さようなら、ひと夏のレディースインナー」

 

 

そんなことを言ってタンスにしまうじゃないですか。

またすぐ暑い日が来るじゃないですか。

「もうっ、なによ! 涼しくなったり暑くなったり! もう10月なのよっ!」って叫んじゃうじゃないですか。

妻にもこう言うじゃないですか。

 

めがね「へへ、またお前ら(レディースインナー)のお世話になる日が来ちまったな。よろしく頼むぜ!」

 

妻「(コイツさよならレディースインナーとか言ってなかったか?という顔)さよならレディースインナーとか言ってなかった?」

 

めがね「こんにちは、レディースインナー。お前はおれの永遠の戦友(とも)だ」

 

そうしてレディースインナーを着た私は、ついついレディースインナーを着たまま家を歩き回り、思春期の娘に「お父さんパンツ一丁でうろうろしないで!」と言われるがごとき調子で「レディースインナーでうろうろしないで!」と妻から怒られるのであった。

 

 

おわりに

といったどうしようもない話が2本ふっとそれぞれに思い浮かび、どっちも無事に着地する気がせずメモだけして放置していたのだが、ふと「両方とも服の話だしまとめればいいんじゃないか…?」というよけいな思いつきの結果こんなツイートをしてみた。

 

 

すると意外にもお二人反応してくださった方がいて(ありがとうございます!)、何をどう思ったのか書いてみた次第である。

 

しかし書いてみた結果、「感じていたとおり無事に着地しなかったな」という慚愧の念が私の胸に渦巻いている。

こんな駄文を読んでしまった諸兄姉オネエには陳謝したい。

 

また関係ない話だが、先日人生ではじめて新宿二丁目へ連れていっていただいたのだけれど、本物の方々にお会いしてみると自分がなんというちっぽけなオネエなのか、という敗北感が胸にきざし、未だにブログに書けるまで気持ちが回復していない。

 

 

これを乗り越えたとき、私はビジネスオネエから真のオネエへと孵化できる気がする。

羽ばたくのよ、メガ姐……!!

ZOZO SUIT を着て……!!

ZOZO SUIT ON レディースインナーで……!!

空高く…………舞い上がりオネエ……………………

 

 

 

 

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