虎の威(兄のTSUTAYAカード)を借りてあのいかがわしいのれんをくぐっていたあのころのピュアハート

 

こんにちは。むっつりめがねの谷口(@khtax16)です。

 

少し前に「むっつりすけべ税理士」という100%アウトな肩書きのことを書いたんですが、後日反省しました。

 

その反省というのは、

「こんなの書かれても、読んだ人はどう反応していいかわからないよな」

というものです。

 

なので、その反省から『おれ、教祖になる!「ハッピーメガネキラキラ教」立ち上げの儀』という清らかな気持ちの記事を書きました。

清らかな気持ちで、ただ金と甘い汁とを求めました。

これには少し反応をいただけて、「うん、やっぱりむっつりすけべネタとか頭おかしいもんな」と自分の反省を肯定するに至りました。

 

しかし、今日はとある非常に嬉しいお話をいただけ、テンションがやけに上がったのでやっぱり書きます。

むっつりすけべ話を、めがね、書くよ!

 

注意
本当にただの下ネタなので、嫌いな方・苦手な方は退避してくださいませ

 

 

高校生のころのあのピュアハートと、レンタルビデオ屋のいかがわしいのれん

まあぼくといえばね、メガネかけてるところからわかってもらえると思うんですけど、やっぱりピュアボーイじゃないですか。

メガネってピュアの結晶じゃないですか。

メガネからピュアが失われしころ、レンズがドス黒くなってサングラスになっていくわけじゃないですか。

(サングラス派の方、サングラス業者様申し訳ございません)

 

そんなぼくも、中学生高校生の思春期ってやっぱり、その、なんですかね。

まあハッキリ言いますとアダルトビデオとか見たいわけですよ。

むっつりすけべだから教室で女の子としゃべったりできないくせに、アダルトなビデオは見たがるわけですよ。

好奇心を抑えきれないわけですよ。

 

でもアダルトなビデオって18歳以上にならないと借りられないじゃないですか。

当時インターネットはありましたけど、動画を見られるような環境ではなかった(と思う)ので、そうするとなまめかしく動く男女(なんにょ)を見るにはビデオを借りるか手に入れるしかないわけですよね。

 

プロフィールにも書いてますが、谷口家は幸いなことに理解ある2歳上の兄がいました。

ぼくぐらいのむっつりすけべになると、兄弟にもいかがわしい本やビデオのありかは知られたくないので、「巧妙に隠せるのはどこなのか」なんてことを真剣に考えるわけですよ。

勉強の教材に埋もれさせたり、服のなかに埋もれさせたりしてどうにか隠し通そうとするわけです。

(その結果シークレットウィンドウに行き着く)

 

でも根暗のぼくとは違い、昔から社交的だったうちの兄は違いました。

 

「ここ、あるから」

 

ぼくの友達(当然男)が遊びに来てくれているときでも、ベッドの布団をちらりと持ち上げていかがわしい本の隠し場所を好奇心旺盛な若人たちに知らしめてくれたのです。

 

これぞ漢のなかの漢。

(兄がこのくそブログを見ることがまれにあるそうなので、万一のため持ち上げつつお送りしています)

 

(でも書くのはやめない)

 

 

 

うち、こどものときそこそこ生活が貧しかったんですが、3人兄弟だったものの部屋やものが少なく、テレビも兄の部屋にしかなかったので、ぼくが友達と家で遊ぶときも兄の部屋を借りていました。

 

なので友達も結構兄と話したりしていたんですよ。

兄はほんと昔から社交的だったので、ぼくの友達とも親しくなっていたんですね。

 

で、そんな兄がですね、ある日言うわけです。

 

兄「おれもとうとう18歳になったよ」

メガネ「おめでとう」

兄「お前にこれを貸してやろう」

メガネ「?」

兄「TSUTAYAのカードだ」

メガネ「TSUTAYAのカード……??」

兄「わかるか?」

メガネ「おれも持ってるよ」

兄「おれのカードとお前のカードには決定的な違いがある。お前は15歳。おれは?」

メガネ「18歳」

兄「つまり?」

メガネ「!! あの、TSUTAYAの隅っこにあるいかがわしいのれんを……!!??」

兄「(指をパチンと鳴らし)くぐれる」

 

こんなアホ丸出しの会話はまったくしてないんですが、とにかくこんな感じで兄が18歳以上の証明がなされたレンタルビデオ屋のカードを貸してくれることになりました。

「お前の友達も、好きに使っていいからさ」

兄はまた指をパチンと鳴らし(鳴らしてない)、颯爽と部屋を出ていきました。

 

そんなこんなでわれわれは兄のカードを「ゴールドカード(クレジットじゃないほう)」と呼んであがめたてまつり、借りたい人がいれば私に声がかかり、私がカードを貸し、そいつがあのいかがわしいコーナーに行って好みのビデオを借り、またカードが私のもとに返ってくる、というような運用をしていた気がします。

(レンタルビデオ屋さん的には完全アウトの話で申し訳ありません)

 

なので兄のカードの履歴見たらすごかったでしょうね。

多分私を含めて5人ぐらいいたので、

「こいつどんだけAV好きなんだ。しかも趣味が幅広い」

と頻度と趣味とに店員さんからそう思われていたであろうことは想像に難くありません(兄が)。

 

しかしまあそこまでは思春期の少年たちが数年早く大人の階段をのぼろうとした話でしかありません。

そんな運用に慣れきっていたある日、わが家に一本の電話がかかってきました。

 

「TSUTAYAの◯◯と申しますが」

 

かわいらしいお姉さんの声でした。

私は頭のどこかで嫌な予感を抱き、受話器を持つ手にじわりと汗がにじみます。

 

メガネ「はい、谷口です」

お姉さん「(兄の名前)さんはいらっしゃいますか?」

メガネ「えー(名乗るか迷ってから)どんなご用件でしょうか」

お姉さん「先日借りられたビデオがまだ返却されていないのではと思いまして、確認のお電話なのですが……」

 

私の背中を滝のような冷や汗が流れました。

前回カード借りていったの誰だっけ?

おれか?

しかし自分が借りた『メガネとこらえがたき愛欲』は返したはず……

あれは2つ前だっけ?

だめだ、全然覚えていない……

 

メガネ「えー、いや、返したはずだとは思うんですけどねえ」

お姉さん「しかしこちらの履歴では……」

メガネ「タイトルは?」

お姉さん「えっ」

メガネ「タイトルはなんてやつですか?」

お姉さん「えー、あの」

 

口ごもるお姉さん。

 

メガネ「ん?」

お姉さん「……人妻です」

メガネ「人妻?」

お姉さん「『濡れた人妻 淫乱ひとり旅』です!!

 

 

私は「すいませんすぐに確認します!」と早口で言って急いで電話を切り、「人妻ものならあいつだ」と見当をつけたやつに連絡をとり、急いで返却させました。

 

以後、われわれが18歳になるまでは、

「返却忘るるべからず。お姉さんにAVのタイトル言わすことなかれ」

という鉄の掟ができあがりましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

あ、以上です。

ちなみにタイトル覚えてなかったので、今回も適当につくりました。人妻ものだったのはたしかです。

(書く前は「この話は面白い!」という感じだったんですが、いざ書きはじめると難しいものですね。「むっつりすけべ」カテゴリをつくろうか迷ってたんですが、納得のいく出来にならなかったので保留にいたします)

 

(「むっつりすけべ」ってカテゴリがある税理士ブログってなんだよ)

 

⇒【追記】その後実際に『いかがわしい話』というカテゴリをつくってしまい後悔する

 

 

 

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